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元WBOアジアパシフィック・フライ級王者の坂本真宏(六島)が引退することがわかった。坂本は5月26日(日)、母校の大阪市立大学第二体育館で開催された「WBOアジアパシフィックダブルタイトルマッチ」のメインイベントで返上していたWBOアジアパシフィック・フライ級王座を阪下優友(角海老宝石)と争い、6ラウンドTKO負けを喫していた。
激しく打ち合うスタイル
坂本は大阪市立大学でボクシングを始め、14年にプロ入りすると15年度全日本フライ級新人王獲得。大学院に進学後の17年に2度目の挑戦でWBOアジアタイトルを獲得した。昨年の大晦日は中国・マカオでIBF世界フライ級王者のモルティ・ムザラネ(南アフリカ)に挑戦し食い下がったが惜敗していた。
応援ありがとうございましたと坂本
坂本は「私、坂本真宏は5月26日の試合をもってプロボクサーを引退したことをご報告いたします。骨折はしましたが、脳や眼に異常があったわけではなく、納得いくまで競技できたというのが引退の理由です。デビュー当初は新人王が目標だったので、アジアタイトル戴冠、世界挑戦と自分にはできすぎたボクシング人生でした。振り返って思うことは一人ならすぐ辞めてたし、なにもできなかったってこと。拳ひとつで成り上がるとか格好いいですが自分とは本当に無縁で、応援してくれる方の存在は本当に大きかったです。ボクシングファンの方には直接関わりがなくても、ぜひ会場で推しボクサーに声援を送っていただきたいと思います。力になること間違いなしです。記事をご覧のボクシングファンの皆さん、今までありがとうございました!ボクシング界みんなで盛り上がっていきましょう」とコメントを寄せた。さらに追伸として「現在、プロボクサーを目指しているそこの君、プロになるならぜひ六島ジムへ」と最後にジム愛を見せた。
お疲れ様でした。
■生涯戦績16戦13勝(9KO)3敗。
15年度全日本フライ級新人王
WBOアジアパシフィック・フライ級王者
15年度全日本フライ級新人王
WBOアジアパシフィック・フライ級王者