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日本スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者の古橋岳也(34=川崎新田)対同級1位の久我勇作(31=ワタナベ)が25日(火)、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル84&ホープフルファイト36」のメインイベントで行われた。
1年ぶりの再戦、成長著しい古橋が返り討ちを果たし、2度目の防衛に成功したのか?それともリベンジに燃える久我が3度目のチャンピオンに返り咲いたのか?
会場に詰めかけた1073人の観客は、渾身の打撃戦に酔いしれた。
1年ぶりの再戦、成長著しい古橋が返り討ちを果たし、2度目の防衛に成功したのか?それともリベンジに燃える久我が3度目のチャンピオンに返り咲いたのか?
会場に詰めかけた1073人の観客は、渾身の打撃戦に酔いしれた。
引き分けで古橋岳也(川崎新田)が防衛
初回は、久我が左で顔を弾き先制攻撃。先手を取られた古橋だが、3回になると距離を潰して打撃戦に持ち込んだ。前半終了時の公開採点は久我がリード。6回、古橋はボディに的を絞ると連打で攻勢。久我は右アッパーから右フックをねじ込み反撃した。その後は両者とも一歩も引かず、激しく打ち合い試合終了のゴング。ジャッジ1者は久我を支持したが、残り2者は引き分けとし決着がつかなかった。古橋が2度目の防衛に成功した。
「もっと左を出したかった」
両目上に絆創膏を貼って試合後の会見場に現れた古橋は、ベルトを死守してホッとした表情を見せた。「もう少し左を突いてコントロールしたかった。笠さん(笠康次郎トレーナー)と築きあげたスタイルを貫くスタミナが足りなかった。中盤からは体を預けてしまった」と、まずは反省の弁が口を突いて出た。それでも「序盤からボディを嫌がっているのが分かった」と、中盤以降にポイントを盛り返したボディ攻撃について振り返った。
採点は厳しいと思った
久我とはこれで1勝1分となった。「自分は対戦相手のことを考えると尊敬の念が出てくる。だから、基本的には同じ相手とはやりたくない」と3度目の対決については前向きではなかった。
3度目の対戦には否定的だった
会見に同席した新田渉世会長は「久我選手が対策を練ってきていた。今回は、もっと明確に勝てると思っていたが……。次戦についてはよく考えていきたい」と話した。今後も保持する日本王座を防衛していくようだ。
採点は厳しいと思った
久我とはこれで1勝1分となった。「自分は対戦相手のことを考えると尊敬の念が出てくる。だから、基本的には同じ相手とはやりたくない」と3度目の対決については前向きではなかった。
3度目の対戦には否定的だった
会見に同席した新田渉世会長は「久我選手が対策を練ってきていた。今回は、もっと明確に勝てると思っていたが……。次戦についてはよく考えていきたい」と話した。今後も保持する日本王座を防衛していくようだ。
「ボディが効いた」と話した久我勇作
一方、惜しくもベルトを逃した久我は「正直なところ採点はわからなかった。前半は、打ち急がず作戦通りに戦うことができた。6ラウンドにボディを効かされて、後半は追い上げるような気持ちで戦った。結果はドローだが、挑戦者だしパンチを効かされたので負けです」と肩を落とすと、「相変わらず気持ちが強いなと。前回よりガードが良くなって顎を引いて戦ってきたのでいいパンチを当てることができなかった」。そう述べて1年ぶりに拳を交えた古橋の強さを認めた。
ランキング7位藤岡飛雄馬(宮田)
この試合を観戦した同級7位の藤岡飛雄馬(30=宮田)は「採点をつけながら見ていたが、ドローだった。2人ともレジェンドクラスのボクサーで、見応えがあり良い試合だった」と感想を語ると、「古橋さんと戦いたい。自分と戦ったら間違いなく打ち合いにはならない。次は僕と戦ってください!」と挑戦者に名乗りを上げた。
採点表