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前日本スーパーバンタム級王者の石本康隆(36=帝拳)が17日付けの自身のブログで引退を表明した。理由を「前戦で負った目の怪我や、ここ最近の自分のボクシング…。色々考えた上での決断」としている。
香川県高松市出身の石本は02年にプロデビュー後、11年の最強後楽園を制し、翌年に当時の日本スーパーバンタム級王者の芹江匡晋(伴流※引退)に挑戦。判定負けを喫し王座獲得に失敗したが、13年4月にマカオで元WBO世界同級王者でWBO1位のウィルフレド・バスケス・ジュニア(プレルトリコ)に殊勲の判定勝ちを収め、WBOインターナショナル王座を獲得した。
香川県高松市出身の石本は02年にプロデビュー後、11年の最強後楽園を制し、翌年に当時の日本スーパーバンタム級王者の芹江匡晋(伴流※引退)に挑戦。判定負けを喫し王座獲得に失敗したが、13年4月にマカオで元WBO世界同級王者でWBO1位のウィルフレド・バスケス・ジュニア(プレルトリコ)に殊勲の判定勝ちを収め、WBOインターナショナル王座を獲得した。
昨年11月の中川戦がラストファイト
その後、15年12月には久我勇作(ワタナベ)との決定戦を制し、3度目の挑戦で日本王座を獲得。2度の防衛後、昨年2月のV3戦で久我に2回TKO負けを喫し王座から陥落した。11月の最強挑戦者決定戦で中川勇太(麦茶/角海老宝石)と対戦し、僅差で判定勝ちしたものの、この試合で眼窩底骨折していたことが分かり、今年のチャンピオンカーニバル出場を断念していた。
夢が破れてからが人生、大事なのはこれからと石本
これ以上ないタイミングでの引き際と決断した石本は、世界王者になる目標を達成できなかったことへの心残りはあるが、「自分のベストを尽くしたので全てに納得しています。勝ったり負けたりの傷だらけの戦績ですが、皆さんとともに何度も這い上がってきたことが一番の誇りです。長い間本当にありがとうございました」と感謝を綴った。生涯戦績は40戦31勝(9KO)9敗。自身も振り返ったように、幾度もどん底から這い上がった不屈の魂は、必ずやこれからの人生の糧となるはずだ。