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[メキシコ情報]2018.9.2

ペドロ・ゲバラの再起2戦目

 メキシコ・ソノラ州シウダ・オブレゴンで1日(日本時間2日)、WBC(世界ボクシング評議会)インターナショナルSフライ級王座決定戦が行われ、前WBC世界Lフライ級王者のペドロ・ゲバラ(メキシコ)とロベルト・サンチェス(メキシコ)が王座を争った。
ゲバラが2階級制覇に向けて好発進
 初回はゲバラがサウスポーのサンチェスの動きを読みながらジャブを散らしポイントを取る。2回、偶然のバッティングでゲバラは右眉をカット。中盤は地元の期待を背負うサンチェスが距離を詰めるが、距離を取られカウンターを浴びた。10回、ゲバラは手数が減ったサンチェスを攻め立て右ストレート、左フックをヒット。ラウンド終了間際にはロープに詰めて連打を見舞った。手負いのサンチェスは11回のゴングに応じることができず、ゲバラがタイトル奪取に成功した。WBC世界Lフライ級王者の拳四朗(BMB)に敗れたゲバラだが、再起後これで2連勝。戦績は36戦32勝(19KO)3敗1分。一方のサンチェスは19戦17勝(11KO)2敗。
右:アルセと左:ムニョスが激しいペース争い
 セミファイナルではバンタム級8回戦でカリム・アルセ(メキシコ)と元WBA世界Sフライ級王者のアレクサンダー・ムニョス(ベネズエラ)が激突。アルセが3回に右フックから返しの左フックでダウンを先取。しかし、4回以降はムニョスもジャブでポイントを稼いだ。
カリム・アルセの手が挙がった
 終盤は両者ともスタミナ切れで精彩を欠いたが、それでもアルセが手数で上回りポイントをピックアップした。3者ともに77-74でアルセが判定勝ち。元世界5階級制覇王者のホルヘ・アルセ(メキシコ)の甥であるカリム・アルセは15戦14勝(5KO)1分。一方、善戦したが敗れたムニョスは48戦40勝(31KO)8敗。
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