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元日本バンタム級王者の赤穂亮(33=横浜光)が明日5日、後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のセミファイナルで、KBF韓国スーパーバンタム級暫定王者グォン・ギョンミン(26=韓国)を迎え、ノンタイトル10回戦に臨む。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、両者ともにリミットの55.5kgを一発でクリアした。
昨年、清水に挑んだグォン
12戦7勝(3KO)5敗のグォンは、昨年3月にOPBF東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(大橋)に挑戦し8回TKOで敗退。同年8月に地元で行われた再起戦でも藤岡飛雄馬(宮田)に判定負けを喫したが、今年5月の暫定王座戦で連敗から抜け出した。サウスポー清水との試合では、中盤に左ストレートで倒されたが、すぐに立ち上がるなど気の強さに加えタフさもあり、思い切って打ち込んでくる右は赤穂といえども注意が必要だ。
大人のボクシングを心掛ける
6ヵ月ぶりの試合となる赤穂はリミットで秤を降りると、グォンをタフな相手と認めた上で、「1ヵ月前に同門の伊藤(雅雪)くんとスパーをして脇腹を痛めたので、あまりスパーリングはできなかったが、昨日まで400gアンダーだったので調整はバッチリ。40戦近くやっているし、今さらガムシャラにやってダメージを溜めてもね」とコメント。8連勝中と言えどもここ最近は相手にカッカさせられ、その術中にハマっていると振り返り、「今回はいかに冷静にやれるか。タフな相手なので長引くことも想定している。距離が近づきすぎないようにしたい」と話し、テーマに「大人のボクシング」を挙げた。
勝って結婚します!
その上で「フルマークの判定も面白いかもしれないが、ファンはやっぱり俺のKOが見たいでしょ」とKO勝利を意識。約1年ほど付き合った一般女性と婚約したことを明かし、「試合後に無事入籍できるよう頑張りますよ」と拳を握った。
赤穂は強敵と認めた韓国王者
一方、200gアンダーの55.3kgを計測したグォンは、日本人選手に連敗していることについては「勝ち負けは運もある」と意に介さず、「赤穂はパンチがあって強いと感じるが、しっかりと準備をしてきたので、練習してきたことが出せるよう頑張るだけ」と明日に集中した。