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英国・エセックス州にあるブレントウッドのマッチルーム・ボクシングのオフィスを試合会場にしたファイト・キャンプで、22日(日本時間23日)に、WBC(世界ボクシング評議会)世界ヘビー級暫定タイトルマッチとWBC同級ダイヤモンド王座決定戦が開催。暫定王者ディリアン・ホワイティ(32=英国)が、元世界王者のアレクサダル・ポベトキン(40=ロシア)を相手に初防衛戦に臨んだ。
ポベトキンが逆転TKOで王座獲得
下馬評で支持を得ていた暫定王者ホワイティは初回、ガードを固めジックリと距離を保つと、対するポベトキンは積極的に攻めていった。続く2回も攻勢に出るポベトキンだったが、4回開始30秒ほどでホワイティが右強打を連発し、返しの左フックでポベトキンを尻から倒した。さらにこの回、ホワイティはカウンターの左アッパーを決めて2度目のダウンを奪った。しかし5回にポベトキンが起死回生の左アッパーを相手の顎に撃ち抜くと、ロープ際で背中から倒れ込んだホワイティを見てレフェリーがノーカウントで試合を終了。2度のダウンを喫したポベトキンが逆転の5回30秒TKO勝利となった。
WBC暫定とダイヤモンド王座を獲得し、今後は正規王者タイソン・フューリー(32=英)との王座統一戦を目指すポベトキンの戦績は39戦36勝(25KO)2敗1分。敗れたホワイティは29戦27勝(18KO)2敗とした。