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このほどWBA(世界ボクシング協会)は同団体ヘビー級スーパー王座を保持しているアンソニー・ジョシュア(28=英)と、元王者で現1位のアレクサンデル・ポベトキン(38=露)に対し、9月までに指名戦を行うよう指令を出した。ジョシュアはWBAスーパー王座のほかIBF(国際ボクシング連盟)王座、さらに3月31日に手に入れたWBO(世界ボクシング機構)王座の保持者でもあり、今後の動きが注目される。
アレクサンデル・ポベトキン
ジョシュアのプロモーターを務めるエディ・ハーン氏によると、WBAからの指示では30日の交渉期限が設けられているという。ジョシュア陣営は次戦か次々戦でWBC(世界ボクシング評議会)王者のデオンタイ・ワイルダー(米)との4団体統一戦構想を持っているが、ポベトキンが割り込むとなると先行きが若干不透明になってくる。場合によってはWBAスーパー王座を返上してワイルダー戦を優先させる可能性も出てくるが、そうなると4団体の統一戦ではなくなるため陣営は難しい判断と交渉を迫られることになった。