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[海外ニュース]2018.2.7

8年ぶりの王座返り咲き狙うモーゼス

 元WBA(世界ボクシング協会)ライト級王者で現在はWBO(世界ボクシング機構)同級2位にランクされるパウルス・モーゼス(39=ナミビア)が16日、米国ネバダ州リノで1位のレイムンド・ベルトラン(36=メキシコ/米)とのWBO王座決定戦に臨む。09年1月に来日して小堀佑介(角海老宝石)から王座を奪ったモーゼスは、10年5月に王座から陥落。勝てば8年ぶりの返り咲きとなる。

 “ヒットマン”というニックネームを持つモーゼスは小堀に12回判定勝ちを収めて王者になり、初防衛戦では嶋田雄大(ヨネクラ)を退けたが、V2戦でミゲール・アコスタ(ベネズエラ)に6回KO負けを喫した。12年にはリッキー・バーンズ(英)に移っていたWBO王座に挑んだが判定負け。その後はWBOインターナショナル王座やWBOアフリカ王座を獲得、防衛しながら再び上位に戻ってきた。そうしたなかテリー・フラナガン(英)が王座を返上したため今回のチャンスが巡ってきたわけだ。6月に40歳になるモーゼスは「様々な戦闘戦スタイルがあるが、彼のスタイルを気にすることはない。WBOライト級王座は私のものになるだろう。彼は高いモチベーションを持って試合に臨むだろうが、私は迎え撃つ準備ができている。ヒットマンは獲物を逃がさない」と自信満々だ。
 しかし、そのモーゼスの自信とは裏腹に単純勝敗オッズは10対1で強打のベルトラン有利と出ている。自身の体重超過で戴冠の機会を逸した粟生隆寛(帝拳)戦も含め過去に3度の世界挑戦経験を持つベルトランは43戦34勝(21KO)7敗1分1無効試合。粟生戦のドーピング違反で出場停止処分を科されたあと世界ランカーを連破して最上位に浮上してきた。モーゼスは44戦40勝(25KO)3敗1無効試合。


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