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WBC(世界ボクシング評議会)ミドル級暫定王座決定戦、1位のジャモール・チャーロ(27=米)対4位ウーゴ・センテノ(27=米)、WBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級スーパー王座決定戦、1位ヘスス・クェジャル(31=亜)対3位ジャーボンタ・デイビス(23=米)のダブル世界戦は21日(日本時間22日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われた。また、メインではエイドリアン・ブローナー(28=米)対ジェシー・バルガス(28=米)という元世界王者同士のサバイバル戦も行われた。
〇ジャモール・チャーロ(米)
2回55秒KO
×ウーゴ・センテノ(米)
〇ジャーボンタ・デイビス(米)
3回2分45秒TKO
×ヘスス・クェジャル(亜)
チャーロ対センテノは1位と4位の対戦ながら20対1というオッズが出ていた。その数字に後押しされたチャーロは初回こそプレッシャーをかけながらも慎重な姿勢を崩さなかったが、2回に入ると一気にスパーク。右をきっかけに左右の連打を見舞ってセンテノをキャンバスに送り込んだ。ダウンしたセンテノは起き上がる気配をみせず、カウントが10に達したところで上体を持ち上げるのがやっとだった。WBCの正規王者でもあるゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)との対戦を熱望しているチャーロは27戦全勝(21KO)、敗れたセンテノは29戦26勝(14KO)2敗1無効試合。
サウスポー同士のWBAスーパーフェザー級スーパー王座決定戦は、デイビスが初回から相手のボディを攻めて主導権を握った。2回になるとデイビスは左ストレートをヒットしてクェジャルに片膝をつかせるダウンを奪った。弱点を晒したことで、この時点で元フェザー級王者の敗北は決定的なものになったといっていいだろう。3回、デイビスは右ボディブローを打ち込んでダウンを奪い、再開後に連打から左アッパーを浴びせてダウンを追加した。ここでレフェリーが試合を止めた。圧倒的な強さをみせつけたデイビスは20戦全勝(19KO)。2階級制覇の夢を砕かれたクェジャルは31戦28勝(21KO)3敗。
前座には元WBAバンタム級スーパー王者ラウシー・ウォーレン(米)が出場し、ファン・ガブリエル・メディナ(ドミニカ共和国)に80対72(三者)の8回判定勝ちを収めた。ウォーレンは19戦16勝(4KO)2敗1無効試合、3連敗となったメディナは13戦10勝(9KO)3敗。