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WBC世界ライトフライ級チャンピオンの拳四朗(BMB)が23日から10日間の予定でフィリピン合宿を行なっている。拳四朗は、3度目の防衛戦の日程が4月15日から5月25日に変更したことから、2度目のフィリピン合宿を行うことを決めた。「今回は、サウスポーとの練習で慣れることをテーマにしています」と拳四朗本人からレポートが届いた。
防衛のカギは左利きに慣れること
「いつも通りの練習ですが、ガニガン・ロペス選手はサウスポーですから、しっかりとサウスポーに慣れていきたいと思います」と昨年5月以来の再戦に向けてサウスポー対策に余念がない。「今回の合宿では、8ラウンドのスパーリングを7回予定しています。(対戦相手の)外を取れるように、距離感をバッチリつかんで帰りたい」と課題を挙げた。
試合のポスターを手に取り記念撮影
2度目のフィリピンでは「やっぱりマンゴーが最高です。それとインパクトがあったのはバロット(アヒルの孵化寸前のゆで卵)ですね」と食事面でもフィリピンが気に入った様子だ。
拳四朗とジムの前でツーショット
拳四朗と同じく、日本スーパーフライ級10位の田之岡条(24=小熊)もフィリピン合宿を行っている。田之岡は、三迫ジム三迫貴志会長の紹介で18日から25日の1週間滞在した。連日35℃の気温の中、スパーリングは昼の12時から毎日4ラウンドしており、「どの選手もパンチが重くて遠心力を感じる。ガードも堅いです」とフィリピン人の強さを肌で感じているようだ。
マグラモをはじめ比国の強豪と拳を交えた
合宿最終日には、WBA世界フライ級13位のギエメル・マグラモ(21戦20勝16KO1敗)と拳を交えた田之岡。「圧感が凄まじかった。コーナーに詰まったら逃がしてもらえる気がしなかった。拳も硬くてノーモーションのストレートなんかはフィリピーノボクサーにあまり見られないパンチに面食らいました。次回はGood practice!と褒めてもらいたいですね」と世界ランカーの強さに舌を巻いた。
現地のトレーナーに「ガードが低い」と指摘されたという田之岡は「(フィリピンに)行ったからすぐに強くなるわけではないが、基本的なことを言われ、どこの国に行っても同じだと思った。基本が一番と再確認した。学んだことを活かして肝に銘じていきたい」と再浮上へのきっかけにすると語った。
現地のトレーナーに「ガードが低い」と指摘されたという田之岡は「(フィリピンに)行ったからすぐに強くなるわけではないが、基本的なことを言われ、どこの国に行っても同じだと思った。基本が一番と再確認した。学んだことを活かして肝に銘じていきたい」と再浮上へのきっかけにすると語った。