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スーパーフライ級最上級の3度目の対決が3日(日本時間4日)、米国・アリゾナ州グレンデールのヒラ・リバー・アリーナで、WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級王座決定戦として開催された。WBC同級フランチャイズ王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)と、元世界4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(35=ニカラグア)が、ラバーマッチで対決した。
セミファイナルでは、WBC世界フライ級王者フリオ・セサール・マルティネス(27=メキシコ)が、サミュエル・カルモナ(26=スペイン)を相手に、V4戦を行った。
熱戦はエストラーダが2-0で辛くも勝利
3度目の対決となったエストラーダvsロマゴン戦、先手を取ったのはエストラーダだった。手足ともに動かして、運動量でゴンザレスを上回った。しかし、ゴンザレスも徐々にプレッシャーを強めては、連打でロープ側にエストラーダを追い込んだ。しかし、エストラーダは過去2戦以上にリングを使い、細かなコンビネーションとフットワークで優位に試合を進めた。ゴンザレスは、終盤によりボディから連打に繋げて、ペースを奪いにかかるも、エストラーダは最後まで動きが落ちることなく、試合は大歓声の中で終了。1者が114-114、2者が116-112、115-113で、エストラーダを支持して判定勝利となった。
今後もスーパーフライ級でのビッグマッチを模索するエストラーダの戦績は、47戦44勝(28KO)3敗。またも、僅かに及ばなかったゴンザレスは、55戦51勝(41KO)4敗とした。
マルチネスが判定でV4
序盤から、スイッチをしながら攻め込んだ王者マルチネスに対して、挑戦者のカルモナは足を使って捌く展開。マルチネスのプレッシャーを掻い潜り、カルモナはフットワークを止めずに、アウトボクシングで自分のペースを貫いていく。終盤に入ってようやく効果的なパンチを打ち込んだマルチネスは、ラスト2回も攻め立てて、終了のゴング。判定は114-114が1者、117-111、116-112の2-0で、マルチネスが勝利、4度目の防衛に成功した。
手こずりながらも勝利を手にしたマルチネスの戦績は、23戦19勝(14KO)2敗2無効試合。初黒星となったカルモナは、9戦8勝(4KO)1敗とした。
手こずりながらも勝利を手にしたマルチネスの戦績は、23戦19勝(14KO)2敗2無効試合。初黒星となったカルモナは、9戦8勝(4KO)1敗とした。