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元世界スーパーフライ級王者で現在はWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級5位にランクされるクリスチャン・ミハレス(36=メキシコ)は17日(日本時間18日)、メキシコのキンタナロー州カンクンで元世界ランカーのフェルナンド・ダビド・サウセド(36=亜)と対戦した。ミハレスが21年、サウセドが17年という長いプロキャリアを持つベテラン同士の対決、どちらに凱歌が挙がったのか。
サウセドが前進し、サウスポーのミハレスがカウンターで迎撃という展開で前半はほぼ互角だった。しかし、4回に眉間が切れてからサウセドが圧力を強めると、ミハレスは押され気味になった。危機感を抱いたのか8回にミハレスが反撃。連打でサウセドを攻め込むと突然、レフェリーがストップを宣告、ミハレスの手が挙がった。やや首をかしげるタイミングのTKOだった。
ミハレスは2月にミゲール・ベルチェルト(メキシコ)への挑戦が決まっていたが、1月下旬になってビジネス上の問題でキャンセル。その後、年内での引退を表明している。69戦59勝(27KO)8敗2分。サウセドは10年にクリス・ジョン(インドネシア)のWBA(世界ボクシング協会)フェザー級、14年4月にはランセス・バルセレミ(キューバ/米)の持つIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級王座に挑み、いずれも12回判定で敗れている。72戦61勝(10KO)8敗3分。
同じ17日、メキシコのヌエボレオン州モンテレーではWBCスーパーウェルター級8位のハイメ・ムンギア(メキシコ)がリングに上がり、ジョニー・ナバレッテ(メキシコ)に3回KO勝ちを収めた。2回に右ストレートから左フックで倒し、3回に右ストレートでダウンを追加する完勝だった。21歳のムンギアは28戦全勝(24KO)、ナバレッテは47戦33勝(15KO)12敗2分。