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[試合後談話]2018.8.4

平安山裕子が地元でタイトル戦

 前OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者の平安山裕子(へんざんゆうこ/平仲BS)が4日、沖縄・豊見市民体育館で開催された「MUGEN挑.9」のメインイベントに出場。イン・ファン(中国)と空位となっているWBOアジアパシフィック同級王座を争った。なお。日本ユース・ライトフライ級タイトルマッチ、チャンピオン大保龍斗(横浜さくら)対挑戦者の稲嶺光紀(ワタナベ)は稲嶺の棄権により試合中止となった。
インのテクニックが光った
 アマキャリアのあるインは鋭いジャブから、右ストレート、左フックとテンポのいい攻撃でリズムを作ると相手の打ち終わりにパンチを合わせて、ポイントを稼いだ。中盤、距離をつかみはじめた平安山は左フックを好打し、後退させたがインはクリンチで平安山の攻撃をうまく回避した。後半、平安山はプレスをかけてロープを背負わせたが、細かくパンチをまとめるインに突破口をつかめず試合終了のゴングとなった。ジャッジ1者は平安山としたが、2者がインを支持し、新王者となった。
リセットして再出発する
 2本目のベルトを狙った平安山だったが、敗戦を受けて「相手はパンチを打っては離れて、こちらの打ち終わりを狙ってきてやりづらかった。4回からスペースに少しづつパンチを入れたと思ったが、前半の見栄えが悪すぎた。相手が上でした」と振り返った。今後について「引退はないです。次戦に向けてどうするのか、会長やマネージャーと相談して考えます」と再起を誓った。
世界王者になりたい
 敵地で勝利したインは「ベルトを獲れてとてもうれしい。サポートしてくれたコーチやチームに感謝したい」と安堵の表情を見せた。対戦した平安山の印象は「パンチが強かった。5回にあごにもらった右フックは効いた」。次の目標については「これをステップにして、世界チャンピオンを目指す」と決意を口にした。
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