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平仲ボクシングスクールジム主催「IGNITE by MUGEN vol.3」が27日、沖縄・てんぶす那覇ホールで開催された。メインイベントのスーパウェルター級8回戦では李勝達(り・すんた/27=平仲)がパトムポン セーンアルン(34=タイ)と対戦。A級初戦にしてメインに抜擢された李が、その期待にどう応えるかに注目が集まった。
さらにセミファイナル、女子フライ級6回戦では元OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者の平安山裕子(38=平仲)がOPBF女子フライ級6位のプラーンウィライ ワンプン(25=タイ)と激突。
経験値、プレッシャー、そして結果への責任――。それぞれ異なる立場に立つ2人が、沖縄のリングで存在感を示した。

立ち上がり、李はジャブを軸に上下へコンパクトに打ち分けると、左フックで痛烈なダウンを奪う。立ち上がった相手にラッシュを仕掛けるも、ここはゴングに阻まれた。続く2回、回転力の高いコンビネーションで主導権を握ると、左ボディでダメージを蓄積。さらに右ストレートで顔面を弾いたところでレフェリーが試合を止めた。

A級初戦、そして初のメインイベント。大きな舞台で結果を残した李だが、試合後は率直にこう振り返った。「めっちゃ緊張しました。最初は身体も硬かった」。
その中で選択したのは、ジャブを軸にしたヒットアンドアウェイ。「打ったら当たらない距離に動くことを意識した」と、冷静な試合運びを明かした。タフな相手だけに「もう少し時間がかかると思った」としながらも、ストップ決着には手応えを感じた様子だ。

台湾で54戦38勝のアマキャリアを経て沖縄に拠点を移して約2年半。プロ3戦全勝と着実に歩みを進めてきた背景には、ジムの支えがあった。「ここまで来れたのは、平仲(信明)会長やマネージャー、トレーナーの皆さんや、ジムのみんなのサポートがあってこそ。本当に感謝している」。
台湾人ボクサーの李勝達に注目!
今後は「まずは日本ランキング入り、そして日本タイトルを獲りたい」と決意を表した。
大役を乗り越えた新鋭が、次のステージを見据える。

今日の平安山は、ジャブが際立っていた。相手の攻撃にタイミングよく差し込むと、右ストレートへとつなげて的確にヒット。2回には連打でダウンを奪い、主導権を握った。3回もジャブを起点に顔面を弾き続け、ワンツーでダメージを与えると、そのまま連打でレフェリーストップを呼び込んだ。
ジャブを徹底的に磨いた
試合後、「勝たないといけないという気持ちで硬くなった」と序盤の課題を口にしたが、勝負を分けたジャブには確かな裏付けがあった。「ここ2年ほどは藤井(和夫)トレーナーとジャブを徹底して練習してきた。むしろ左しかやっていないくらい」と練習の成果を振り返った。2ラウンド以降、相手がジャブを嫌がる様子も見逃さず、「自分の方がパワーがあるので、力を込めて当てた」と攻撃の意図を明かした。

ランカー撃破は大きな前進。「一戦一戦しっかり勝ちを重ねたい」と語るとともに、「負けが込んだ時にもずっと応援してくれたみなさんに応えるためにも、もっと上のステージに行きたい」と決意を新たにした。
初の大役に挑んだ新鋭と、実績を背負うベテラン。それぞれが異なるプレッシャーの中で結果と向き合い、次への課題と手応えを掴んだ。
沖縄のリングで示されたのは、勝敗以上に「どう戦うか」という現在地。ここから先、2人の歩みがどのステージへとつながっていくのか、注目が集まる。




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