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[試合後談話]2026.4.11

春の嵐! 刈谷の女子ボクシングが熱い!

春の嵐! 刈谷の女子ボクシングが熱い!

 愛知県の刈谷市あいおいホールで11日、「株式会社サンコーpresents KNOCK OUT BOXING vol.14」が開催された。
9試合中、4試合がKO決着。ドローで終わった試合もあったものの、熱い内容に会場から惜しみない拍手が送られ、大きな盛り上がりをみせた。

 メインイベントでは、日本女子バンタム級7位の大坪真実(40=名古屋大橋)と2戦目にしてランカー挑戦となる山本綾美(31=パンチアウト)が熱戦を繰り広げた。

シーソーゲームの行方は?

 序盤から手数を出し合い、激しい攻防の中、右でイニシアチブを取った大坪だったが、続く2回には連打からの右で山本がペースをもぎ取った。3回には大坪がカウンターの右で加点。4回は山本が上下に打ち分け、右フックをトリプルヒット。いずれも引かない白熱の試合となったが、“サクラサク”勝利はどちらが手にしたのか。

「女子ボクシングを盛り上げたい」

 判定に持ち越された結果は三者三様のドロー。

 大いに会場を盛り上げた熱戦に決着はつかなかった。

 メインイベンターを務めた大坪は「勝って決めたかったが、引き分けでとても悔しい」と苦笑い。「練習の成果が出しきれなかった。接近戦で自分からくっついてしまったのが良くなかった。もう少し、接近戦が上手くできるようにならなくてはいけない」と課題を口にした。

 「思っていた通り、アグレッシブに前に出てくる選手。2戦目とは思えない上手さがあった。ドローではあったが、打ち合いで会場を盛り上げられたのは良かった」と拳を交えた山本選手を讃えるとともに、メインイベンターとして会場を盛り上げた自負を語った。

 「女子ボクシングは、男子ボクシングと違ってパンチの迫力はないかもしれないが、細やかな駆け引きや懸命さを見てもらえたら」と、今後の女子ボクシングの発展に尽力することを誓った。

「ここで終わる選手じゃない」

 第36代・第38代東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオンの大橋弘政会長は[点数は60点。気持ちは出してくれたが、勝ってナンボ。悔しいが、結果が全ての世界」と気持ちの強さは汲みながらも、辛めの点数をつけた。

「良かったことは、前に出て引かなかったこと。会場を盛り上げてくれた。それはあの大きな拍手が物語っていたと思う。今後の課題は、近距離で何もできなかったので、接近戦を強化していきたい。まだまだ伸びる選手。どんどん試合をこなして、もっと女子ボクシングを盛り上げてほしい。これで終わる選手ではない」と評価しつつも、今後の課題を挙げ、愛弟子にエールを送った。

「チャンピオンとのスパーリングを自信にリングに上がった」

  一方、ドローに持ち込んだ山本は「大澤選手とスパーリングをさせてもらったので、彼女ほど強い選手はいないんだ、という気持ちで臨んだ」と同門で日本・OPBF東洋太平洋女子フェザー級王者の大澤あねら(22)との実践練習を自信にリングに上がったことを明かした。

 「距離が遠くて、入ったところにストレートを綺麗に打ってきて、試合運びに経験値を感じた」と対戦相手の印象を語り、「大澤選手がよく打つボディフックやボディからのフックを練習していて、今回は少しは出すことができた」と手応えも口にした。


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