[試合後談話]2025.10.21
荒竹一真vs坂田一颯! 衝撃KO決着!

アマチュア8冠の実績を誇る荒竹一真(22=大橋)が21日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル144」ミニマム級6回戦で、坂田一颯(21=S&K)と拳を交えた。
プロ2戦目にして日本ランカーに挑む荒竹に注目が集まる中、若きサウスポー対決は緊張感に包まれてゴングが鳴った。
立ち上がり、荒竹は長いリーチを活かしたジャブでテンポ良く前に出た。対する坂田はリターンの右フックで応戦。2回には坂田が単発の左ボディアッパーを差し込み、距離を探る攻防が続いた。3回、荒竹が右ボディからの連打で圧を強めると、坂田はガードでしのぎながら、鋭い右フックをカウンターで合わせた。この一撃で荒竹が倒れると、続く連打でさらにダウンを追加。最後は右フックでフィニッシュした。熊本から参戦した坂田が、リング上で存在を証明する劇的な幕切れだった。
「重岡銀次朗さんや森武蔵さんとの練習が今日につながった」
劇的なKOを収めた坂田は、「打ち終わりを狙っていて、タイミングよくパンチが入ってくれた。判定では不利だと思っていたので、倒して勝つつもりだった」と明快に語った。さらに「荒竹選手とは中学生の頃にスパーリングをしたことがあり、強い選手だった。プロの世界でこうして戦えたことがうれしい」と感慨をにじませた。
坂田はまた、「重岡銀次朗さんとのスパーで得た感覚や、尊敬する森武蔵さん(元OPBF東洋太平洋Sフェザー級王者)と練習してきた経験が今日につながった」と、成長の糧を語った。
最後に「自分のような地方ジムは試合を組むのが難しいが、オファーがあればどこでも戦う。アジア、日本タイトルを目指して、やるべきことをやっていく」と力強く言い切った。
S&Kジムの西野耕一郎会長も「(荒竹選手は)アマチュアから来た化け物の卵。殻を破る前ならやれると思っていたが、まさか倒して勝つとは思っていなかった」と驚きを隠さず、愛弟子の成長をたたえた。
一方、2戦目でKO負けを喫した荒竹は試合後、担架に乗せられて退場。意識は明瞭だったが、大事を取って常駐ドクターカーで病院へ搬送された。その後、大橋秀行会長より「問題なかった」と報告があった。
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