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7月12日(土)に米国ニューヨークのルイス・アームストロング・スタジアムで開催される「Ring V」で次戦を迎える堤麗斗(22=志成)が15日、羽田空港発ロサンゼルス便で渡米した。全米オープンテニスの会場としても有名な同スタジアムだが、ボクシングの試合が開催されるのは、今回が初めてで、開閉式の屋根の下、14000人の観衆が見込まれる。

今回もニューヨークで試合を迎える堤麗斗は、「2戦連続でニューヨークで試合ができるので、モチベーションも高いし、準備期間からワクワクする」と、笑顔で取材に応じた。
試合は7月12日に行われるため、少し早めの渡米となるが、日本には少ないアメリカンスタイルの選手とのスパーリングを求めて、最初の1週間はロサンゼルスのロベルト・ガルシアトレーナーの指導を受け、その後はラスベガスに移って、イスマエル・サラストレーナーの下で、1週間の予定で実戦練習の仕上げに入る。渡米中には、約50ラウンドのスパーリングを予定している。ニューヨークには、試合の1週間前に入る予定。
今回対戦するエリック・ハンリー(31=米国)は、プロキャリア3戦の選手だが、「ディフェンシブな動きをするので、倒しにくい選手。向こうの選手は、ディフェンスが上手い」と評価した。それでも、「前回倒して勝てなくて悔しいので、スッキリ倒して勝ちたいが、倒そうと思えば思うほど倒せないので、自分のボクシン貫く」グをと、はやる気持ちを抑えて、試合の流れの中でKO決着を目指すとした。
プロデビュー戦の時と同様に、シャクール・スティーブンソン(米国)ら世界的スターチャンピオンたちと競演するとあって、「まずは自分の試合が大事だが、試合も観戦できるのは楽しみ」と、世界の最前線を、肌で感じるチャンスを得たことに感謝した。
兄の堤駿斗(25=志成)と共に、日本の中量級戦線を牽引することを期待されるが、「ライバル意識を持って、(兄に)プレッシャーをかける試合ができたらいい」と、頬を緩めた。