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現在空位の日本バンタム級王座を懸け、2位の村中優(32=フラッシュ赤羽)と4位の齊藤裕太(30=花形)が6月22日(金)、後楽園ホールで開催される「第85回オーバーヒート・ボクサーズナイト」で決定戦を争うことが決まった。同王座は、前王者の赤穂亮(31=横浜光)が今年1月の防衛戦の2日前に体調不良により棄権、王座を返上したもので、本来は指名挑戦者の鈴木悠介(29=三迫)と村中の間で今月12日に決定戦が行われる予定であったが、今度は鈴木が練習中の怪我により出場を辞退、中止となった経緯がある。
世界戦を経験した村中は日本2階級制覇を狙う
元日本フライ級王者の村中は、昨年5月にイギリスでカリド・ヤファイ(英)が保持するWBA世界スーパーフライ級王座に挑んだが、初の世界挑戦は判定負けに終わった。その後、減量苦からさらに階級を上げた村中はバンタム級でランクイン。12月に53.0kg契約で阿知和賢(ワタナベ)と8回戦を行い、判定勝ちで再起に成功し、今回のチャンスを掴んだ。
赤穂に敗れた齊藤はこのチャンスに懸ける!
一方、齊藤も昨年8月に赤穂に挑み、5回にダウンを奪う善戦を見せるも最後は一方的に連打を浴びレフェリーストップで敗退。キャリア7年目での初のタイトル挑戦だったが、世界挑戦を2度経験した赤穂の牙城は高く、険しかった。一時は引退も示唆した齊藤は、2月の再起戦で階級上のランカーに僅差の判定負けを喫し2連敗となったが、日本ランクは上位をキープし、3位の高野誠三(真正)が今月1日の試合に敗れたことにより決定戦出場の機会を得た。
赤穂の返上から鈴木の怪我と、何かといわくが付いた日本バンタム級王座。5ヵ月の空位期間を置き、いよいよ6月22日に新チャンピオンが誕生する。
赤穂の返上から鈴木の怪我と、何かといわくが付いた日本バンタム級王座。5ヵ月の空位期間を置き、いよいよ6月22日に新チャンピオンが誕生する。