[試合後談話]2025.9.20
魂を揺さぶる大激戦! 大澤あねらと若狭与志枝が意地と誇りの激突

OPBF東洋太平洋女子フェザー級王者の大澤あねら(22=パンチアウト)と日本女子同級王者の若狭与志枝(37=花形)が20日、後楽園ホールで開催された「DANGAN280」のメインイベントで王座統一戦に臨んだ。
プロ5戦目にして2冠王を狙う大澤と、百戦錬磨のファイター若狭による注目の一戦。その幕開けは、開始わずか5秒で衝撃の展開を迎えた。
ゴングと同時に中央で真っ向勝負。激しい打ち合いの中、大澤が右クロスを突き刺し、先制のダウンを奪った。会場のボルテージは一気に最高潮に達し、その後も火花散る攻防が続いた。2回以降も大澤は右クロス、左ボディを的確に決めて、優位に試合を進めた。前半終了時の公開採点でリードした大澤は、後半は右ストレートを巧みに織り交ぜながらポイントを加点。対する若狭も力強い左右フックで食い下がり、意地を見せた。迎えた最終8回、大澤はワンツーを軸に畳みかけ、右ストレートで決定打。レフェリーが試合を止めた。
2冠王者に輝いた大澤は、「まだ実感は湧かないが、2本のベルトは重いですね」と笑顔。「ダウンを奪った右クロスは狙っていた。あの一撃で心に余裕が生まれた」と序盤の決定打を振り返った。さらに「最終ラウンドは決めにいった。打たれ強い選手にKO勝ちできて、今後につながる自信になった」と胸を張った。
昨年8月のデビュー戦は、引き分けスタート。それでも、試合を重ねるごとに成長を遂げ、今年4月と8月にはフィリピンで男子選手とのスパーリング合宿を敢行。異国での実戦経験が、大きな飛躍の糧となった。
今後の目標について問われると、「メンタルが弱いので克服していく。世界はそれから」と謙虚に語った。
一方、ベルトを失った若狭は「最初から攻めたが、相手もゴリッと出てきてダウンしてしまい、焦った。右クロスが効いた」と振り返った。それでも「声援が聞こえたので、最後まで気持ちを出して戦ったが、相手の方が強かった。仕方がない」と気丈に答えた。
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