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中日本新人王決勝戦が2日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催され、各階級で熱戦が繰り広げられた。各試合とも西部日本新人王との地区対抗戦出場を懸けた一戦とあって、序盤から白熱した攻防が続き、会場は大きな盛り上がりを見せた。
勝者は9月20日(日)に大分県で開催される西部日本新人王との地区対抗戦に進出。中日本代表として全日本新人王決定戦出場を目指す。
全試合終了後には表彰式が行われ、各階級の中日本新人王が誕生。会場は選手たちの健闘を称える大きな拍手に包まれた。

ハードパンチャー同士の注目対決は、序盤から堀田が強打でプレッシャーをかけ、右フックをヒット。対する桑瀬も慌てることなくワンツーを返し、真っ向から打ち合いに応じた。
2回、揉み合いの中から堀田の右アッパーが炸裂し、桑瀬が膝をついてダウン。勝負を決めに出た堀田は猛攻を仕掛けるが、やや大振りとなり、桑瀬の反撃を浴びる場面もあった。
それでも3回、堀田は被弾をものともせず、フックを中心に的確なパンチをヒット。終盤にはボディで動きを止めると、一気にラッシュを浴びせ、棒立ちとなった桑瀬を見たレフェリーが試合を止めた。
持ち前の強打で終始主導権を握り、豪快なTKO勝ちを飾った堀田。圧巻のパフォーマンスが高く評価され、今大会のMVPに選出された。
試合後、堀田は「内容は本当にダメでした」と、厳しく自己評価した。
「トレーナーからも、もっと上のレベルになってくると、自分の武器が逆に仇となって、それが負ける原因になってしまうと言われています。もっとボクシングをやりたいと思います」と、豪快な打撃だけに頼らない成長への意欲を語った。
MVP受賞については「ちょっとあまりうれしくないMVPだったんですけど」と苦笑いを浮かべながらも、「素直に喜んで噛みしめて、これから全日本を獲れるようにもっと頑張ります」と前を向いた。
次戦に向けては「もう次戦の相手の映像は大体見ているので、それに対してガッツリ練習して、中日本を代表として悔いのないように戦います」と決意を示した。

好戦的な両者らしく、序盤から激しい打ち合いを展開。パンチを交換する中、まなべが右ストレートをヒットさせると、樋田も連打でロープ際まで追い込むなど、一歩も引かない攻防が続いた。
2回に入ると、樋田がギアを上げる。右ストレート、右フックを立て続けにクリーンヒットさせて主導権を握ると、3回にはさらに攻勢を強め、連打でまなべをロープ際へ追い込む。まなべが反撃できず棒立ちとなったところで、レフェリーが試合を止め、樋田がTKO勝ちを収めた。
終始、的確なパンチと冷静な試合運びで相手を圧倒した内容が高く評価され、樋田は今大会の技能賞を受賞。
試合後、樋田は「今日の試合に懸ける思いはすごく強かった」と振り返った。
「前の試合で負けていたので、1ラウンド目から気持ちで行こうという思いでリングに上がりました。気合いを入れて戦うことができた」と、敗戦からの巻き返しを誓って臨んだ一戦だったことを明かした。
技能賞の受賞については「まさか技能賞をいただけるとは思わなかったので、率直にうれしいです」と喜びを語った。
次戦に向けては「アマチュアからやってきたわけではないので、自分は本当に気持ちで泥臭く戦っていきたい。目の前の試合を一つずつ勝つという気持ちで頑張ります」と、今後への決意を示した。

ゴング直後から辻が右フックをフルスイング。一度目のダウンを奪う最高の立ち上がりを見せた。しかし、立ち上がった月田も意地を見せ、左フックを返すと、辻の足元がぐらつく場面もあった。
それでも冷静さを失わなかった辻は、月田をロープ際まで追い込み、渾身の左フックをジャストミート。前のめりに崩れ落ちた月田を見たレフェリーが即座に試合を止め、辻のTKO勝ちを宣告した。
序盤から激しい打ち合いを繰り広げた熱戦ぶりが評価され、辻は今大会の中日本新人王敢闘賞を受賞。インパクト十分の勝利で、新人王の舞台に強烈な存在感を示した。
試合後、辻は「まずは、(勝てて)ほっとしているというのが一番です」と安堵の表情を見せた。
「減量がきつくて、いけるかなと心配していたんですけど、そこもクリアできて、試合でもKOで勝つことができたので、本当にうれしいです」と、苦しい調整を乗り越えてつかんだ勝利を喜んだ。
敢闘賞の受賞については「相手のパンチをもらって、ちょっとふらっとした場面もありました。でも、そこからこらえてやり返すことができたので、『やってやった』という気持ちです」と、苦しい場面を乗り越えた一戦を振り返った。
次戦に向けては「次もKOすることを目標に、日々練習を頑張っていきます」と力強く意気込みを語った。


また、この日は熊本地震の被災地支援を目的とした募金活動が行われ、中部地区で歴代王座を獲得したチャンピオンたちがリングに上がり、来場者へ協力を呼びかけた。
リング上には中部地方のボクシング界を代表する歴代王者が登場。それぞれがマイクを握り、被災地への思いや、ボクシングを通じて支援の輪を広げたいというメッセージを届けた。
試合では激しく拳を交える選手たちだが、この日は立場を超えて一つになり、復興支援という同じ目的のために声を上げた。
ボクシング界ではこれまでも災害発生時にチャリティー活動などを通じて支援を続けてきた。今回もリングという場所から、多くの人へ支援の大切さを伝える機会となった。




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