[試合後談話]2025.8.19
日本女子バンタム級暫定王者が誕生!

日本女子バンタム級暫定王座決定戦が19日、後楽園ホールで開催された「WLD vol.3」で行われ、同級1位の高倉日向(21=ディアマンテ)と同級2位のメットカルフ沙莉(32=花形)が熱戦を繰り広げた。
正規王者の山下奈々(27=RE:BOOT)に挑むのはーー。
初回からメットカルフが仕掛けて激しい打撃戦を展開。高倉は真っ向から打ち合うと、ジャブからワンツー、左アッパーを好打。5回、高倉は打ったら動くを意識して、ジャッジに攻勢をアピールした。終始、有効打で上回った高倉が日本女子暫定王者に輝いた。
試合後、取材に応じた高倉は、「信じられない気持ち。菜々会長と同じ3戦目でタイトルを獲ることができて本当にうれしい」と、ボクシングを始めた時から二人三脚で歩んできた元世界王者の野上奈々会長の記録に並んだことを喜んだ。(※野上会長は3戦目でOPBF東洋太平洋女子ライトフライ級王座を獲得)
ボクシングと並行して看護学校に通いながら、看護師を目指して国家試験の勉強に励んでおり、来週から病院での実習があるという。今回も勉強と練習の時間を確保しながら、タイトルマッチに向けて準備を進めてきた。
看護師とボクサーの両立を目指す
野上会長は「ディアマンテジムを設立した時に入門して来た選手で、特別な思いがあったので本当にうれしい。今回の試合は階級を上げての挑戦だったが、一緒にウェイトトレーニングをして体作りをしてきた。練習通りに力を出せる選手で、後半に持ち味を発揮してくれた」と、愛弟子のパフォーマンスを褒め称えた。
一方、ベルトを獲得することができなかったメットカルフは、「頭のポジションをずらしてきたりと上手さを感じた。今まで戦った選手で一番強かった」と拳を交えた高倉の強さを認めると、「今、持っている力は出し切れた。しかし、熱くなって右を振ってしまう癖など、変えていかないといけない」と巻き返しを誓った。
試合を観戦した山下は、「真反対のタイプの2選手でしたが、思ったより拮抗した試合でした。パワーで押すメットカルフ選手に高倉選手がタイミングよく合わせる右や手数が、見た目が良くポイントをピックしやすく、上手なボクシングだと感じました。
高倉選手の良いところが見れて統一戦に向け、より一層、気合いが入りました。暫定と正規王者は違うってところをしっかりリングで証明します。応援よろしくお願いします」と感想を語った。
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