[試合後会見]2025.5.20
村田昴vs小國以載! 意地のぶつかり合いに後楽園ホールは大熱狂!

WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者の村田昴(28=帝拳)対挑戦者で元IBF(国際ボクシング連盟)同級王者の小國以載(37=角海老宝石)が20日、後楽園ホールで開催された「TREASURE BOXING PROMOTION 8」のメインイベントで行われた。
ここまでパーフェクトレコードを更新中の村田が引導を渡したのか?それとも前日に37歳を迎えたベテラン小國が攻略したのか?注目の一戦のゴングが鳴り響いた!
序盤、小國が右ボディストレートを差し込むと2回には左ボディを好打し幸先の良いスタート。しかし、サウスポー村田は3回になるとギアを上げて攻勢。4回も回転力を活かした連打で攻め立てた。小國は被弾しながらもボディにパンチを集めて気持ちの強さを見せたが、村田は倍返し。6回、村田は出入りを活かしワンツーで攻めるとレフェリーが試合をストップした。
元世界チャンピオンの意地を見せた小國は、試合後に開口一番、「オーソドックスじゃなくて、やっぱりサウスポーでしたね」と冗談交じりに語った。サウスポーが苦手だとされる中、前日計量で「オーソドックスだと思って戦う」と述べたことを踏まえてのコメントだった。
3回からスタミナが切れてしまった
続けて、「思っていたよりサウスポー対策が上手くいき、1〜2ラウンドは良い展開だったが、3ラウンドからスタミナが切れ始めた。向こうは手数が増し、ゼーゼーしているのもわかっていたが、それでもあの手数が出るんだから。おっさん、頑張ったが村田選手はやっぱり若いね。コテンパンにやられてしまった」と、村田の並外れたスタミナと強さを認めた。
囲み取材中、控室を訪れた村田と握手を交わし、互いの健闘を称え合った際、小國は驚きながら「どんだけスタミナあるの?!」と問いかけた。
この日、多くの応援団が小國に大声援を送り会場は盛り上がりを見せた。小國は「勝って喜んでもらいたかったし、力は出し切れたが、悔しいですね」と感想を述べ、「今後についてはゆっくりと考えたい」と進退については明言を避けた。
2度目の防衛に成功した村田は、「パンチをもらってしまったが慌てることなく、自分のリズムを作ることを意識した。小國選手は経験とタイミングが印象的で、打ち終わりを突かれ、リズムを作らせてもらえなかった。気持ちも強く、『いつまでこの展開が続くのか』と思いながら戦っていた」と、元世界王者の強さを説明すると、「5ラウンドの終わり間際にやっとイケると思った」と語った。
10戦全勝(10KO)
10戦全勝(10KO)でパーフェクトレコードを更新した村田だが、「KO勝ちを意識しすぎて力んでしまった。自然とKO勝ちを狙いたい」と課題を口にしつつ、「今回の勝利が自信にもなった。用意してもらった試合を一つずつクリアしていくことが世界チャンピオンへの道」と、今後の抱負を力強く語った。
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