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[新人紹介]2024.6.22

京口紘人と谷口将隆が期待を寄せる新人ボクサー

 元世界2階級制覇王者の京口紘人(30=ワタナベ)と、元WBO(世界ボクシング機構)ミニマム級王者の谷口将隆(30=ワタナベ)の両者が共に期待を寄せている、新人の関根健太(21=ワタナベ)の調子が良い。

 7月1日(月)に後楽園ホールで開催される「アンタッチャブルファイト」東日本新人王ライトフライ級4回戦で、吉田勇(23=三迫)と対戦する関根は19日、所属ジムで谷口との4ラウンドのスパーリングを敢行、元世界チャンピオンに胸を借りた。
スパー後、アドバイスをもらう
 谷口のカウンターを浴びてもグイグイと前に出た関根は、力強いパンチで食い下がり、負けん気の強さを見せた。スパーリング後は、両元世界チャンピオンからのアドバイスに熱心に耳を傾けていた。

 その後は休むことなく、京口と谷口に混ざって、サンドバッグ打ちとミット打ちで、たっぷりと汗を流した。小林尚睦トレーナーの檄に背中を押されながら、メニューをやり切った。
「思い切りが良い」京口紘人
 「(自分と)階級が近いのと、よく頑張っている真面目な選手なので、(自分が気づいた点を)アドバイスした」と話した京口は、「スパーリングもしたことがあるが、思い切りが良く、攻撃力がある。倒すボクシングで面白い存在。ディフェンスを強化していければ。ライトフライ級ではフレームが大きいし、年齢も若いので、まだまだ伸びしろがたっぷりある」と期待した。
「真面目でトレーナーが言うことを実行できる」谷口将隆
 スパーリングを終えた谷口は、「攻撃は良いが、ディフェンスは、まだまだなので、意識していけたら、新人王は獲れると思う。真面目でトレーナーが言うことを実行できる。これから自分で考えるようになったら、もっと良くなる」と太鼓判を押した。

 関根は「自分の悪い点を指摘してくださるので、本当に感謝している。いつも」と、世界トップの京口と谷口の助言を素直に受け止めた。
デビュー戦は逆転KO
 駿台学園から日本大学に進んだ関根だが、大学1年で中退すると、ワタナベジムに入門した。今年5月のデビュー戦では、3回に痛烈なダウンを喫したが、4回に怒涛の連打で逆転TKO勝ちした。
「圧倒する!」
 次戦で拳を交える吉田は、高校と大学時代の先輩だが、「必ず全日本新人王を獲ります! 相手は先輩だが、圧倒したい」と必勝を誓った。

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