ウェルター級技巧派対決! 王者セムジュに小畑武尊が挑む!

　東京五輪ウガンダ代表のデビッドは、今年3月に活動拠点を日本に移すと、今年8月の王座決定戦で戴冠した。ウェルター級リミットを400g下回る66.2kgでクリアしたセムジュは、「日本の冬は初めてで寒いが、コンディションは良い。自分はスポーツマンなので、どんな気温にも対応できる」と、プロボクサーとしての意識を強調し、「良い環境で練習ができている」とチームに感謝した。

「タイトルを持ち帰る」

　小畑の映像は見たようで、「パンチが強いサウスポーだが、問題ない。良い試合をしてタイトルを防衛する」と意気込んだ。

　拳を交える小畑は、300gアンダーの66.3kgで秤を降りた。この日、セムジュと初対面した小畑は、「もっと身長が高いと思っていた。体が引き締まっていたので、明日どのくらいリカバリーしてくるかですね」と分析。「同じポジションにいると、相手のやりたいようにやられるので、自分から動いてペースに飲み込まれないこと」と淡々と語った。

　アフリカ系の選手とは初対決だが、「どんな戦いをしてくるか楽しみ。タイトルマッチだからといって、気持ちを入れ過ぎないこと。自分が最も力を出せるのは、普段通りに動けた時。明日は自分の力を証明する」と平常心で戦うことを強調した。

「平常心で戦う」

　元日本ウェルター級暫定王者の小畑は、2022年10月に小原佳太(三迫→引退)との王座統一戦で敗れて以降、連勝し再びタイトルマッチの舞台に上がってきた。