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元WBOアジアパシフィック・ミドル級王者の能嶋宏弥(薬師寺)が31日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「SPLENDID BOXING」のメインイベントで、東京オリンピック2021ウガンダ代表のセムジュ・デビッド(31=中日)と67.2kg契約8回戦で対戦した。
セムジュも下がらず応戦!
右を大きく振ってスタートダッシュをかけた能嶋に対して、セムジュも手数で応戦。鋭い左のダブルが光った。徐々にスタミナを削られた能嶋。決め手に欠けた両者だったが、最後まで的確なパンチでポイントを稼いだセムジュが、判定勝利を挙げた。
セムジュが判定勝利
試合後には、通訳を介して、日本のファンに感謝の気持ちを伝えたセムジュ。「日本の皆さんよろしくお願いします」と明るい声で、会場からの大きな拍手に応えた。爆発的なパンチ力こそ感じられなかったが、オリンピック代表の片鱗を見せたセムジュの次戦に注目したい。