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WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級チャンピオンのブライアン・ノーマンJr(24=米国)が5日、羽田空港到着便で初来日した。ノーマンは6月19日(木)に東京・大田区総合体育館で、日本人初の同級世界王者を目指している佐々木尽(23=八王子中屋)の挑戦を受ける。試合の模様は、Leminoでライブ配信される。
この日、父で普段はトレーナーを務めるブライアン・ノーマン・シニアとノーマン・シニアが二頭筋断裂のため、今回、トレーナーを務めたバイロン・オグルスビー氏とともに初来日を果たしたノーマンJr.は、「契約をしっかり完了するためにきたよ」と、佐々木戦に集中していることを伝えた。

佐々木から挑戦状を受け取った時には、「リスペクトを感じたし、チャンピオンになりたいという気持ちが伝わってきた。何より、本人の言葉で丁寧に話してくれたので、挑戦を受けることにした」と述べ、「佐々木はファンの期待に応える試合をする選手だから、いい試合になるよ」と、日本での試合を心待ちにした。日本ではウェルター級の世界戦が開催されることは稀だが、「佐々木のように、強さを見せてくれたらチャンスが得られることを彼は見せてくれているだと思うよ」と、チャンピオンの貫禄を漂わせながらも、日本のチャレンジャーの気持ちと実力を評価した。

ウェルター級は超激戦階級として、欧米では、非常に人気も高く、世界のスター選手たちが、世界のトップ戦線に名を連ねているが、「命懸けでチャレンジしてチャンピオンになった。自分の手を見てもらえばわかると思うが、努力をして手に入れたベルトだからね。そう簡単に渡す気はないよ」と、述べ、佐々木が世界王座奪取に自信を示していることを伝え聞くと、「彼は努力していると思うが、それ以上の努力が必要だよ」と、熱い気持ちで応えた。
トレーニングに関しては、カリフォルニアやアトランタのジョージアなどで6週間のキャンプを行っできたことを明かしたが、シニアは、「前回の試合のダメージも少なく、コンディションをキープしてきた」と、順調に準備ができたことに自信を示した。ブライアン本人も「6週間のトレーニングとは言ったが、普段からずっと練習してるよ」と、常にフィットしてボクサーとしてのキャリアを積み上げている。