[記者会見]2026.11.2
西田凌佑が再起へ一歩。腰の回復を見極め世界王者返り咲きを目指す

IBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級6位の西田凌佑(30=六島)が2日、大阪市内のジムで記者会見に臨み、今後の進退について語った。現役続行へ動き出す一方、腰の状態次第では引退する可能性もあるという。
西田は9月27日、TOYOTA ARENA TOKYOで開催された「Prime Video Boxing 16」で同級2位のサム・グッドマン(27=豪)とのIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦に臨んだが、判定負け。世界2階級制覇には届かなかった。敗戦の背景には、試合前から抱えていた椎間板ヘルニアと坐骨神経痛があった。
西田は今年5月に腰の違和感を覚え、痛みが出たり引いたりする中で、やがて痺れも感じるようになった。7月後半にMRI検査を受け、椎間板ヘルニアと坐骨神経痛と判明。注射を打ちながら試合に臨んだ。
試合後は「負けた言い訳にしたくない」と腰の状態を明かさず、引退に気持ちが傾いていたという。しかし、別の病院で注射を打ったところ痛みが軽減。再起に前向きになり、手術はせずにリハビリを続けながら回復を目指す。本日からジムワークを再開する。
「現役を続けたい」
西田は「まだ、やるかやらないかはわからないが、気持ちとしては続けていこうと思う」と心境を語った。
現在、腰の痛みはなくなったものの、「ガードを固めた時に電気が走る感覚は消えない。練習しながら確認していきたい。中途半端な状態では決められないので長い目で決めたい」と慎重に状態を見極める。
西田は「もう一度、世界チャンピオンになりたいし、できるかわからないがグッドマン選手にやり返したい」とリベンジを目標に掲げた。前回の試合映像は見ておらず、「もし決まったら決まった時に見たい」と再戦への思いを口にした。
枝川会長は引退の可能性も残るとした上で、「1年も2年も置いていけないから、自分のイメージとしては来年の春先に持っていけるかどうか」と復帰時期の目安に言及。まずは練習を通じて、腰の状態を確かめていく。
グッドマン戦では8ラウンドと10ラウンドにローブローによる反則減点が西田に科された。いずれも注意を受けずに減点となり、西田陣営は試合後に映像を確認。ローブローの角度ではなかったとして、JBC(日本ボクシングコミッション)を通じて抗議文を提出した。
腰の回復を見極めながら、再び世界の頂点を目指す西田の再起に期待がかかる。
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