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刈谷市あいあいホールで5日、「中日本VS西部日本新人王対抗戦」が開催され、全10試合が繰り広げられた。各地区を代表する若手選手たちが白熱した戦いを繰り広げ、会場は熱狂の渦に包まれた。
メインイベントでは、島田ネン(22=とよはし)と野上一馬(20=本田F)が対決。強打の島田と技巧の野上による、両者強みを活かした攻防を繰り広げ、会場は大声援に包まれた。
初回から野上がワンツーで仕掛けるも、島田は落ち着いて左右の強打で応戦。2回には、野上のコンビネーションに対し、打ち終わりを逃さず、渾身の左フックをフルスイングで叩き込み、流れを引き寄せる。3回は野上がジャブで距離をコントロールし、優勢をアピール、最終4回に島田が強打を重ね、主導権を奪い返した。強打の有効打でポイントを重ねた島田が、減点にも助けられ、判定で勝利を飾った。

判定勝利を収めた島田は、試合後「KOで勝てなくて悔しい。パワーで上回ったが、スタミナも足りず、ボディの打ち分けもできていなかった」と、自己評価は厳しかった。続けて「野上選手は足も、パンチも早くジャブがうまかった。顔だけを狙いすぎてしまった」と振り返り。最後に「次戦はKOで勝てるように、もっと練習して頑張ります」と更なる飛躍を誓った。

一方、惜しくも黒星を喫した野上は「率直に悔しい。ジャブでペースを掴み、前に出たところで、フックとストレートの強打でカウンターを合わせられ、攻撃が続かなかった」振り返り、また「1ラウンド目から勝負に挑み、自分のボクシングをすることはできた。今回の経験を経て、日頃からコンディションをうまく整えて次戦に繋げたい」と再起に向け、意気込みを力強く話した。

圧倒的な強さでKO勝利を飾った手島は、「今日は狙いに行きすぎてしまった。課題である強弱の打ち分けを修正しないと、次戦では狙われてしまう」と反省の弁を口にした。続けて「KO勝利は続いたが、納得はしていない。試合を組み立てて、判定でもKOでも、明確に勝てるスタイルを目指したい」と自身の理想像を掲げ、「今のままでは、次戦の相手の掌で転がされてしまう。今回の勉強を活かして修正し、勝って全日本に駒を進める」と力強く次戦への意気込みを語った。




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