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[試合後会見]2025.12.18

森脇唯人が2戦目でスーパーミドル級アジア2冠へ挑戦。激闘の結末は思わぬ形に

森脇唯人が2戦目でスーパーミドル級アジア2冠へ挑戦。激闘の結末は思わぬ形に

 東京五輪日本代表でOPBF東洋太平洋スーパーミドル級3位、WBO-AP同級7位の森脇唯人(29=ワールドスポーツ)が18日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル147」のメインイベントに登場。OPBF東洋太平洋・WBO-AP同級2冠王者のユン・ドクノ(30=韓国)に挑戦した。

 日本人最速タイ記録となる、プロ2戦目でのタイトル挑戦。森脇は、初回からスピードを活かした攻撃で主導権を握り、右カウンター一閃。王者からダウンを奪い、会場をどよめかせた。

負傷引き分け
 2回に入ると試合は一転、激しい打撃戦に突入。その中で頭がぶつかり、森脇は左目上をカットするアクシデントに見舞われる。それでも両者は一歩も引かず、強気の打ち合いを継続。4回には再び偶発的なバッティングが起こり、今度はユンが左目上を大きくカットした。ドクターチェックが入り、レフェリーは試合続行不可能と判断。規定ラウンドに達していなかったため、結果は負傷引き分けとなり、ユンが王座防衛を果たした。ダウンを奪い、優勢に試合を進めていただけに、森脇にとっては悔しさの残る結末となった。
「自分の甘さが出た」
 試合後、森脇は「ダウンを奪った右カウンターは、練習していたパンチ。チャンスだと思ったから打ち合いに行ったが、仕留めきれない自分の弱さが出た。結果はアクシデントによるものだが、自分の甘さが出た」と、勝敗以上に自身の課題を口にして悔しさをにじませた。

 ワールドスポーツジムの齊田竜也会長も「ダウンを取ったことで、相手は前に出てくる。そこがチャンスだったが、足を使った自分のボクシングを貫けなかった。ただ、本人がチャンスだと思って前に出た判断自体は悪くない」と内容を振り返った。
「心は折れていない」
 森脇は「ダメージはないが、心のダメージはある」と率直な胸中を明かしつつも、「心は折れていない。今後のプランは会長と話し合って決めていきたい」と前を向いた。

 結果は引き分けに終わったが、2戦目とは思えぬ内容で王者を追い込んだ森脇の存在感は際立っていた。アジア王座に手が届く位置にいることを示した一戦。再挑戦の舞台で、この経験がどう生きるのか。森脇の次なる一歩に注目が集まる。
ユン・ドクノ(韓国)は治療のため病院に直行
 一方のユンは傷が深く、治療のため病院へ直行したため会見は行われなかった。
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