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元OPBF東洋太平洋スーパーライト級・WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の近藤明広(39=一力)と日本同級12位の川村英吉(25=角海老宝石)が30日、後楽園ホールで開催された「Fighting Bee vol.32」のメインイベント、スーパーライト級8回戦で対戦した。
ベテランの意地と新鋭の勢い。どちらが上回ったのかーー。
ベテランの意地と新鋭の勢い。どちらが上回ったのかーー。
ドロー!
序盤は川村が左ボディ、左フックを決めて見栄えの良さをアピール。3回、近藤は足を使いながら、ジャブから右クロスを好打。4〜6回は押し合いが続く中、試合巧者ぶりを発揮した近藤がポイントを連取した。後半、川村は右フックをねじ込み挽回した。ジャッジに委ねられた採点は、三者三様の引き分けだった。
「中盤から流してしまった」
「勝っていると思って、中盤から流してしまった」と、ドロー決着に苦笑いを浮かべたのは近藤。「川村選手は分厚くてパワーがあった。接近戦でも押し負けないつもりだった。この試合に勝ったら辞めてもいいと思ったが、結果は引き分け。若い選手に引き分けまで持っていかれたので、今後のことを考えないといけない。練習しながら、これからのことを考えたい。でも、練習するとまたやりたくなってしまう」と、最後は笑いながら会見を締めた。
「不完全燃焼だった」
一方、10倍のキャリアがあるベテランと引き分けた川村は、「前半にボディブローで削って、後半に勝負をかける作戦だった。もっとかき回したかったが、(近藤選手は)細かい上手さがあって付き合ってしまった。不完全燃焼だった」と、浮かない表情だったが、「体がくっついた時にどうするかなど、課題を修正していきたい」と巻き返しを誓った。
採点表