[試合後談話]2026.7.5
初夏の金沢で藤野零大が躍動! 世界ユース王者が示した進化

WBC世界ユース・スーパーフライ級王者の藤野零大(ふじの・れおん/21=カシミ)が5日、石川県産業展示館2号室で開催された「拳の嵐」のメインイベントに出場。ジェームス・クラリオン(20=比)を迎えて、2度目の防衛戦に臨んだ。
初夏の金沢で行われた注目のメインイベント。日本ランキング5位として世界ユース王座を保持する藤野が、世界を見据える若き王者としてリングに上がった。
藤野がジャブを上下に散らすと、サウスポーのクラリオンの返しのパンチを距離で外してペースを掌握。4回には左ボディから左フックでダウンを奪った。5回に右フックを浴びる場面もあったが、その後は冷静に対応。6回、右ボディストレートを突き刺すと、クラリオンは苦悶の表情を浮かべてしゃがみ込み、ダウン。そのまま10カウントが数えられた。
力の差を見せつけた藤野は、「ジャブをどれだけ当てられるかゲーム感覚で戦った。初めてのサウスポーとの対戦で難しい面もあったが、試合では苦手意識はなく、戦うことができた。今日は右ボディで倒そうと思っていたので、有言実行」と冷静に振り返った。
スイッチヒッターの藤野だが、この日はサウスポーにはスイッチしなかった。「サウスポーになるのは自分にとって逃げ。上位選手と戦っていく中で、これからはなるべくオーソドックスで戦って、ここぞの場面で左構えができれば」と、その意図を明かした。
5月下旬から横浜光ジムでも練習を重ねており、「野心がある選手ばかりで刺激を受ける。お互いにアドバイスしながら、良い感じで練習ができている」と充実ぶりを語った。
現在、日本ランキング5位につける藤野は、「早く違うベルトが欲しい」と、さらなる飛躍を誓った。
初のKO負けを喫したクラリオンは、「相手はスピードがあって強かった。右ボディストレートは見えなかったよ」と苦笑いを浮かべた。
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