[記者会見]2025.7.28
高見亨介! チャンピオンのちょっかいにも動じず!
WBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級1位の高見亨介(23=帝拳)が28日、横浜ベイシュラトンで行われた記者会見に出席し、タイトル奪取を誓った。
高見は、7月30日(水)、横浜BUNTAIで開催される「U-NEXT BOXING.3」でWBA同級王者のエリク・ロサ(25=ドミニカ共)に挑戦する。会見中、ロサからいたずらっぽく突かれたり、挑発された高見だが全く動じることなく、初の世界戦とは思えないほどリラックスしていた。
先に仕掛けたのはロサだ。「コンディションはスーパーな状態。高見は『6ラウンドでKOする』と言っているが、それは大きな間違いだ。KOを狙う時は気をつけてもらいたい。もしかすると私がKOするかもしれない」と挑発的な言葉を投げた。会見中も高見の耳元で「私をKOしようとするなんて、クレイジーだ」と語りかけ、高見は苦笑いを浮かべた。
ロサを指導するイスマエル・サラストレーナーは、「この試合に向けて様々なタイプと120ラウンドのスパーリングを重ねてきた。相手がファイトに来たら応じるし、下がったら追いかける。(高見が)KOを狙うということはガードが下がるので気をつけてください」と警告した。
しかし、高見も言われたままで黙ってはいない。「心身ともに最高に仕上がった。6ラウンド以内で倒すと言っていることに警戒しているようだが、意外にクレバーに戦えることも見せつつ、6ラウンド以内に倒す」と公開練習での発言をそのまま貫いた。
帝拳ジムの浜田剛史代表は、「高見は勢いがあるので細かいことは言わずここまでさせてきた。明後日の試合では、そのままの走り切ってほしい」とタイトル奪取に期待を寄せた。
幼少期から交流がある総合格闘家の平本蓮(27)からプレゼントされたTシャツを着て記者会見に出席。ロサに対し、「ベルトは俺がもらう」とジェスチャーでアピールし、世界王座奪取に気持ちを高めた。
「お互いに自信満々で戦うので当日が楽しみ。キーポイントは内緒。KOで勝つのが理想」。
高見が勝てば10戦目での世界タイトル奪取となり、帝拳ジム史上最速記録となる。
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