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[拳四朗戦続報]2023.3.24

寺地拳四朗の対戦相手に関する続報

 マイコプラズマ肺炎に感染し、寺地拳四朗(31=BMB)との3団体王座統一戦を断念したジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)に関して、帝拳ジムプロモーションの本田明彦会長が24日、これまでの経緯の詳細を伝えた。

 本田会長がゴンサレス陣営から連絡を受けたのは、昨日の午前9時。急きょ、世界中の試合日程と出場選手の階級をチェックし、対戦候補に挙げた選手の中で、拳四朗との対戦を承諾したのが、WBAフライ級2位のアンソニー・オラスクアガ(24=米国)とWBOライトフライ級13位のジェラルド・ザパタ(28=ニカラグア)の2選手だった。どちらも次戦が近いため、十分な練習が出来ていて、体重調整にも支障がないこともわかった。世界戦に向けて、すでに手続きを始めているため、来週早々には、対戦相手が正式に発表される。

 拳四朗が世界タイトルを保持しているWBAとWBCには、診断書を添えて、今日行われた拳四朗の会見前に連絡済みで、通常、今回の様な事故的なケースでは、ほぼ承認される。ただし、この試合の勝者は、次戦で指名挑戦者のWBC1位のヘッキー・ブドラー(34=南ア)との対戦が義務付けられているため、拳四朗の3団体統一戦は、早くても、4月8日の次の試合となる。その時には、ゴンサレスまたは、IBF王者のシビ・ノシンガ(24=南ア)と試合が組まれる可能性もある。

 拳四朗の新たな対戦相手候補に挙がっているオラスクアガは、3月13日に来日し、岩田翔吉(帝拳)のスパーリングパートナーを務めながら調整中。右のファイタータイプで、パンチ力がある好敵手。当初は4月12日まで日本にいる予定だった。

 一方、米国ロサンゼルスを拠点にトレーニング中のサパタは、サウスポーの技巧派という情報が入っているとのこと。いずれにしても、対戦相手が変更となるため、拳四朗の対応能力が試されることとなる。


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