[オンライン取材]2025.7.9
デビッド・ヒメネスが勝利に絶対の自信!
WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級暫定王者のデビッド・ヒメネス(33=コスタリカ)が9日、コスタリカの自宅でオンライン取材に応じ、次戦に向けた意気込みを語った。
ヒメネスは7月20日(日)、キルギス共和国ビシュケク・アリーナで開催される「3150×LUSHBOMU vol.7」のメインイベントで、同級9位の健文トーレス(37=TMK)との挑戦者決定戦に臨む。
試合の模様は、ABEMAで無料ライブ配信される。
ヒメネスは健文の印象について、「メキシカンスタイルで、強気かつパワフル」と分析し、「自分はリング上で動きながら、相手を翻弄できる。相手は技術で倒すと言っているが、ラウンドを重ねるごとに冷静さを失っていくはずだ。私は多くの経験を積んできた。心の強さが勝負を分ける」と自信を示した。
試合に向けて、コスタリカ・カルタゴ州の標高4000mの山で高地トレーニングを行うなど、入念な準備を重ねている。国内のランカーを中心に、75ラウンドの実践練習も積んだという。
ヒメネスは11歳でボクシングを始め、アマチュアでは373戦335勝38敗の戦績を残し、2010年の中央アメリカ選手権優勝や2013年の世界選手権出場など、多くの実績を誇る。
ニックネームの「メダジーダ」は、アマチュア時代に獲得した多数のメダルから由来している。
老舗ボクシング専門誌「リング・マガジン」が8日、公式SNSを通じて11月22日(現地時間)にサウジアラビア・リヤドでWBA正規王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)とWBC世界王者ジェシー・ロドリゲス(25=米国)による王座統一戦を発表。
それについて質問されると、「今は特に気にしていない。まずはキルギスの試合に集中して、勝って次のチャンスを待つだけだ」と冷静に答えた。
ヒメネスは「試合は12ラウンドだが、15ラウンド戦うつもりで、常に激しく手数を出し続ける。その中でチャンスがあればKOを狙いたい。キルギスはアマチュアが強く、ボクシングが盛んな国だ。ここで試合ができるのは光栄だ」と意気込む。
最後に、ヒメネスは健文に向けて熱いメッセージを送った。「お互いの経験をぶつけ合い、壮大な試合を見せよう。そして、最後までリングに立っているのは俺だ」と強気に締めくくった。
常に力強い口調で語るヒメネスは、暫定王者としての誇りと自信をにじませていた。次戦へ向けてのヒメネスの闘志は、ますます高まるばかりだ。
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