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[相関図]2017.10.27

役者が揃ったスーパーバンタム級

 IBF世界王者に就いたイーグルアイ岩佐亮佑(セレス)だが、ここまでの道のりは楽なものではなかった。岩佐はWBC世界バンタム級王座を12度防衛した山中慎介(帝拳)が日本チャンピオンだった2011年3月に挑戦するも、最終ラウンドに力尽きてプロ初黒星を喫する。それでも、その後は日本と東洋太平洋の王座を獲得し順調にキャリアを重ねたのだが、一向に世界戦の話が挙がらなかった。
 山中と対戦した当時、世界に一番近い男として注目を集めた21歳も世界の舞台に立ったのは2015年6月。気づけば4年の歳月が経っていた。ボクシングの神様に見捨てられていたのか――、英国での世界挑戦だったが夢叶わず。ようやく周囲の期待に応えたのは今年9月13日。奇しくも、6年間守り続けた世界王座を山中慎介(帝拳)が明け渡した1ヶ月後のことだ。しかし、関係者たちがニューチャンピオンを労うのを他所に、既に今、岩佐亮佑のベルトを狙う包囲網が国内で形成されつつある。

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