タイ合宿6日目。
1月17日(火)。
(タイ合宿のブログ、字の間違いがかなり多いですが、いつもの事なので気にしないで下さい(笑)。)
今日も6時から朝練。
ロードワーク、今日からダッシュもメニューに入れ、シャドー、ミット、腹筋をやり終了。
シャドー、朝食などを済まし1時間程休憩しジムへ向かった。
今日は夕方の練習は無しで、試合を見に行く事に(^_^)v
凄い楽しみ。
11時位に選手やトレーナー達が集合し、車2台で試合会場へ。
高速を使い1時間位で到着。
試合会場は何と中学校の校庭(°□°;)
タイは人が集まりそうな所ならどこでもやるみたい。
到着して会場に向う選手達。
勿論リングは外。
国技のムエタイはあるが、ボクシングは後楽園ホールみたいな場所は無いらしい。
控え室も会場裏の外のテント。
試合は14時から。
13時位から準備をし始めた。
タイは1、2試合目が大きい試合(メイン)らしい。
日本の試合とは逆。
始まる少し前に席を取る為に会場へ。
席や見るのは無料。
全部スポンサーが賄っているらしい。
これも日本とは違う。
最初はWBCスーパーフライ級インターナショナルチャンピオンのシーサケ選手。
前回のブログでも書いたが、プームさんが見ている選手。
この試合はタイトルマッチでは無く、ノンタイトル6回戦で行われた。
日本みたいにすぐ始まるかと思ったら全然始まらない。
スポンサーの方々がリングに上がり、紹介されたり国家斉唱があったりと。
写真は試合を見ている時のスポンサーの方達。
その進行役のリングアナウンサーみたいな人と、もうスポンサー側の席に居る方がマイクを持って色々話しているが、言葉が分からなくても明らかにグダグダ話している様に見えた。
因みにこの2人、試合中やインターバル中もちょこちょこ話していて、たまに会場の爆笑を取る事も。
盛り上げているのはいいけど、集中している選手が可哀想な感じもした。
でもこれもタイでは当たり前なのかな。
リングインするシーサケ選手。コーナーにはプームさん。
相手はフィリピンの選手。
そしていよいよ試合開始。
1Rは固かったが、2Rからペースを取り出した。
だか3Rに相手が額をカットしてしまった。
3R負傷判定でシーサケ選手の勝利をしたが、不完全燃焼だった様に感じた。
でも勝って一安心。
そしてスポンサーの看板みたいな物をテレビに1つ1つ見せる。
終わってからも色々と時間がかかる(笑)。
そして次はナワポン選手。
WBC世界スーパーフライ級のスリヤン選手の弟。
この試合は本当に凄かった。
ここ最近見た試合の中でも1番感動し、勉強になった。
何より根性、気持ちの精神力を見せてもらった。
リングに上がる前のナワポン選手。
そしてさっきも言った通り、色々やり時間がかかってからゴング。
相手は前回のシーサケ選手と同じくフィリピンの選手。
1Rからスピード、キレのあるジャブを当てるナワポン選手。
フィリピンの選手も負けじと返してくる。
お互いの攻防は本当に凄かった。
その中でも1、2Rはナワポン選手が取ったと思う。
そして3R。
このRも最後まで打ち合いで終わり、ナワポン選手が取ったと思う。
ただの打ち合いではなく、凄いテクニックのある打ち合い。
そして終了のゴング。
お互い打ち合いで聞こえなかったのか、コング後に相手のパンチが入ってしまう。
レフェリーに止められる。
このRも取ったと両手を上げてアピールするナワポン選手。
と思ったがそのまま倒れてしまった。
どうやらアピールでは無く、最後のパンチが効いていたみたいだ。
立てない!!
セコンド陣が慌てて抱き上げコーナーに戻す。
リングサイドで応援していた兄スリヤン選手や何人かもリングに入ってしまう。
日本ではセコンドは3人と決められているからダメだが、これもまたタイではいいみたい(笑)。
リングサイドにも会長や色んな人が来てガーガー言っている。
これも日本ではダメ。
1番前で見てる人にも怒られるだろう。
セコンドはバタバタしているが、会場は大盛り上がり。
そして4R。
相手はチャンスとばかりに猛然と攻めて来た。
ナワポン選手はまだ足にきている。
それでも足を使い、打って相手を止めようとするが、相手の勢いが凄く止める事が出来ない。
そしてこの回、2回のダウンを奪われてしまう。
両方とも普通なら絶対立てない倒れ方だったが、気力で立ちこのRを凌いだ。
凄い精神力を見た。鳥肌がたつ様な感じだった。
そして会場はもっと大盛り上がりとなり第5Rが開始。
ここからはお互い一歩も引かない打撃戦。
会場もお祭り状態。
この辺から何Rなのか分からなくなる程だった。
でもこの中盤は少しずつナワポン選手もダメージが回復し、僅かにポイントを取って行く。
フィリピンの選手もパンチ、スタミナが有り、しかも打たれ強い。
ナワポン選手のいいパンチが入っているのに倒れない。
そして終わりに近付くとフィリピンの選手も最後の力を振り絞り前に出てくる。
ナワポン選手は足を使い逃げ切りをはかる。
そして最終Rのゴング。
2人に大きな拍手が。
後、もう1つ気付いたのが、試合中に音楽がなったり消えたりしていた(笑)。
この試合が終わったら人も減っていった。
VIP席に居たスポンサーの方達もどんどん居なくなって行った。
でも試合は続く。