[特集]インタビュー
2008.8.18

□今月で37歳。改めて現役を続けるパワーの源は?
嶋田「(キッパリと)世界のベルト。ベルトを求めて戦って来た。虚しさ・悔しさを乗り越えて来た。世界のベルトが無いから。だけどズルズルやるつもりは無いし、身体が自分のイメージ通り動かなくなったら、それはね。僕がアピールしたいのは、ボクシングは激しいスポーツですし、年齢は注目されるでしょう。37歳の僕が世界チャンピオンと戦う事で勇気を与え、勝って世界チャンピオンになる事で夢であり、感動を与えられる事。でも、一番のパワーの源は自分の為であり執念です」
□嶋田雄大ファンにメッセージをお願いします
嶋田「まずは、この20年間の集大成である世界タイトル挑戦に熱い声援を頂き、本当にありがとうございました。この声援を無駄にはしません。今回の世界戦を糧にして、もう一度世界にアタックしますので引き続き応援お願いします!!」
□嶋田選手にとってボクシングとは?
嶋田「世界のベルトであり、色々ありますが修行です。そしてボクシングは感謝ですか。人生で知り合える人の数を、ボクシングに携わるお陰で本当に知り合う数より遥かに越えていると思ってます。僕にとって、ボクシングとは一言で言うなら空気ですかね。でも今はやっぱりボクシングとは世界のベルトです!!」
嶋田の口から出た虚しさ・悔しさは残りのボクシング人生において彼の最大のパワーとなるのであろう。ボクシングに向き合う姿勢はまさに修行僧であり、強さを求めて修行を続ける嶋田の姿は武士(もののふ)を想像させた。バレロとの世界戦も修行の一つとし、バレロ戦までの日々を勝つ為に自分を如何に洗脳するかに費やし、大舞台のリングでも「緊張はしたが飲まれてはいなかった」と語った。嶋田雄大のボクシング探求道は、これから新章を迎える!!
「ボクモバの目」
バレロとの戦いをボクサー人生20年の区切りとし、世界戦を経て新たな嶋田雄大が誕生したのではないのか。37歳を迎え「僕が世界チャンピオンと戦う姿に風が吹く」と語り、本来の階級であるWBA世界ライト級王者・小堀佑介(角海老宝石)への挑戦を熱望した。嶋田は世界王者になる事を人生の全てとし、ボクサーとして生きていくのであろう。自分より10歳以上若い王者に37歳の嶋田が挑む姿が、今の閉塞感のある日本に活気を与える気がしてならない。勇気をもらいたいならば嶋田雄大の戦いを見るべきだ!!
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