[特集]インタビュー
2008.9.

東日本ボクシング協会
北澤鈴春事務局長


北澤事務局長に聞く!!
 日本ボクシング界において、プロボクシングを統括し、ボクシングの興行・ルール・ランキングの認定・管理をするのがJBC。対し、日本のボクシングジムを管理し、協会主催の大会を運営するのがボクシング協会となる。東日本ボクシング協会は、関東を中心に140以上のジムが所属する日本最多のボクシング協会である。この東日本ボクシング協会で事務局長を務め、協会の窓口となり、理事会や委員会の議事進行を管理し、東日本ボクシング協会の縁の下の力持ち的役割を果たしている北澤鈴春事務局長。北澤事務局長が東日本ボクシング協会の視点から、これからのボクシング界について当サイトに語ってくれた。

□事務局長として協会での役割を教えて下さい。
北澤「ボクシング界は色々な意見をお持ちの方々がいます。意見の食い違いで、時折問題が発生する事もあります。そう言った時の調整役として間に入り、問題を解決する。また、定例理事会、東日本新人王、最強楽園等の委員会や年次総会の下準備や進行ですね。それとボクシング界として、対外的な窓口として活動しています。」

□事務局長に就任し、一番何が大変でしょうか?
北澤「自分のジムと協会の両立が大変ですね。(笑最近はジムでミット持ってないですから。まだまだ諸先輩に教えて頂きながら、ご意見を伺いながら事務局長の役を勤めてますよ。」

□これからの東日本の方向性をどうお考えですか?
北澤「基本的には大橋協会長が就任した時のマニフェストが一番大事です。特にジュニア世代の育成と強化に力を入れて行かないと。キッズボクシングをしっかり整備する事で、将来のオリンピック候補や世界チャンピオン候補を育てる事が出来る。ジュニア世代の育成が方向性として重要でしょう。」

□ボクシング界として、K-1やDREAM等、他ジャンルの格闘技の台頭をどう捕らえていますか?
北澤「スポーツの中でのプロボクシングとして、K-1や総合格闘技がテレビで放映され話題になる事で、他の格闘技を見てボクシングに興味を持ってもらえれば良いですね。私達はボクシングの面白さ、素晴らしさを追求して行かないと。ボクシングは歴史はありますが、他ジャンルの良い所は取り入れ自然体で進んで行きます。」

□ボクシング人気復活には何が必要でしょう?
北澤「やっぱり人気カードの提供が一番なんじゃないかな。ただ、単純にタイトルマッチを組むんじゃなくて、一口に良いカードと言っても流れがあるじゃないですか。観ている人達に思い入れを持ってもらえる流れをこちらが作ってあげて。例えば、新人王を獲得し、最強後楽園に出場。そして勝ち上がりタイトルマッチって言う流れを作り、観客に分かり易く流れを知ってもらえれば。観客も新人王から選手を応援出来れば、選手に思い入れを持ってもらえるんじゃないかな。そう言った流れから生まれた選手がタイトルマッチまで勝ち上がれば、観客の応援にも力が入るよね。それと、女子ボクシングも人気復活には非常に重要です。5月のG-Legendは各ジムが選手を提供して頂き、実現しました。各ジムの協力があれば、第2回G-Legendも実現可能です。人気カードの提供と女子ボクシングが人気回復には必要ですよ!!」

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