試合:山中の"Lightning"が打ち抜く!エスキベルはワンツーで詰めるが、山中は冷静にブロック・バックステップでディフェンスし、左ストレートで膝を揺らす。早々に距離を掴んだ山中は、左ストレートでエスキベルの顔面を跳ね上げる。4R終了時の判定は三者共37-39で山中リード。中盤、山中はワンツーでエスキベルにロープを背負わせ、6R終了間際には左ストレート・右フックでダウンを奪う。すると7R、山中の左ストレートにふら付くエスキベルだが、山中が強引に詰めたところに左右フックを浴びせ、グローブをキャンバスに着かせダウンを獲り返す。だが8R終了時は判定0-3 (73-78・73-78・72-78)と山中がリードを広げる。終盤、山中が左ストレートを上下に打ち分けエスキベルの意識を散らし、ワンツーで仰け反らせる。そして11R、山中の左ストレートが右目付近に突き刺さり、エスキベルはしゃがみ込むようにダウン。何とか立ち上がるエスキベルだが、再び山中の"Lightning"が顔面を貫くとキャンバスへ座り込みレフェリーストップ。山中がWBC世界バンタム級王座決定戦を制し、新王者に輝いた。★★