試合:五十嵐、世界王座に王手!頭一つ小さいウィカブに対し、サウスポー五十嵐はゆったり構え、左ストレート・左ボディアッパーで牽制。五十嵐はジャブで出足を止めたいが、ウィカブはガードを固め圧力を掛け左右フックで前に出る。4R終了時の判定は三者共38-38のイーブン。中盤、ウィカブは圧力を強め左右フックで詰めるが、五十嵐はバックステップで距離を保ち左ボディアッパーを突き上げ、左ストレートを浴びせる。8R終了時は判定0-2(76-76・75-77・74-78)で五十嵐がリードを奪う。終盤、ウィカブもポイントの挽回を計り左右フックで襲い掛かるが、パンチが流れたところを五十嵐に狙われ、右ボディ・左ストレートを打ち込まれる。11Rにはウィカブが低く入ると頭が当たり、五十嵐は左目上をカット。この偶バツでウィカブは減点1。最終12R、ウィカブは右ストレート・左右フックでラッシュを掛けるが、最後まで五十嵐は足 を止めずポイントを守り抜いた。