試合:開始と同時に果敢に打撃戦の両者は、下がる事無くワンツー・左フックを打ち合う。しかし、立ち上がりこそ互角だったが、体格で上回る金が徐々に水谷を下がらせる。4R終了時は38-39・37-39・39-37で金がリード。中盤に入っても両者は正面からの打撃戦を繰り広げる。共に右ストレート・左フックがクリーンヒットし、互いの顔を仰け反らせるとレフェリーが両者の顔を覗き込む。しかし、ここで水谷が手数で上回りポイントを盛り返す。7R終了時も67-67・66-67・66-67で金がリードを奪うが、水谷も追い上げムード。8R、水谷が勝負を懸ける。再度の打撃戦になるも、水谷は金の攻撃に下がらず逆に右ストレート・左フックをヒットさせると金の膝が落ちる。1Rから打撃戦を繰り広げて来た事もあり、レフェリーはここで危険と判断し試合を止めた。ポイントをリードされた水谷であったが、逆転TKO勝利で初代王座を獲得した。