試合:ガードを下げ、小刻みなフェイントからジャブ、さらに居合いのような右を繰り出す瀬藤。立ち上がりからスピードのある攻めを見せる。対するランカー挑戦3度目の青木もパンチを良く見極め、瀬藤の間合いに臆せず飛び込みシャープなワンツーを返すなど、序盤は互角の展開。5R、接近戦から青木の左が入り、一瞬バランスを崩す瀬藤。すかさず青木がパンチをまとめるが、瀬藤はここをクリンチで凌ぐ。中盤以降、青木のプレスに中々距離が合わないかに見えた瀬藤は、再びジャブで距離を取り、右ストレートで青木の膝を落とすなどペースを取り戻す。しかし最終8R、打ち合いから青木の右が入り、あわやダウンの瀬藤は青木の足にしがみつきダウンを拒む。だが明らかに足にきている瀬藤は、その後もクリンチで試合を止め、ホールディングをとられ減点1。防戦一方の瀬藤に青木も必死に襲い掛かるが、捕らえきることが出来ず試合終了。判定ドローとなるも、青木の善戦が光った。※1者77-76青木の裁定が出たが後に76-76に訂正(JBC)。