試合:元WBA世界フライ級王者の阿久井が今年3月の王座統一戦以来の再起戦に臨んだ。拳を交えたのは元WBOオリエンタル王者のラカール。阿久井がガードを固めながらジャブでプレスをかけるとワンツーで顔を弾き先制。2回、阿久井は相手の右を巧みにブロックすると右ボディストレートを痛打。プレスをかけてジワリジワリと攻め立てた。勝負が決まったのは3回。阿久井は右ストレートでグラつかせると左フックをフォローしてダウンを奪取。立ち上ったラカールだったがレフェリーは10カウントを数え上げた。圧巻のパフォーマンスを見せた阿久井が完全復活を遂げた。