試合:1～2回、サウスポー岸根が前後を意識しながら左を狙うのに対し、福井は慎重にリターンを返す構図。激しいペース争いが続いた。3回、岸根が右ボディを叩くが、福井は右ストレートで顔を弾き見栄えの良さをアピール。4回、左から切り込む岸根だが、距離が遠く決定打を打ち込めず。福井はリターンの左フックを決めた。5回、福井は右ボディストレートを差し込みポイントを加点。頭がぶつかり左目を痛めた岸根に対し休憩が与えられた。6回、岸根は強引に前に出て右フックを強振、流れを変えに行く。7回、福井は打ち合いを避けてカウンターを軸に試合を進めた。8回、福井は右カウンターでダウンを奪取。再開後、オーソドックスにスイッチした岸根は、右オーバーハンドを叩きつけるが、福井は冷静さを失わなかった。福井が今年4月の日本タイトル戦以来の再起戦を飾った。