試合:岩田が今年3月の世界戦以来の再起戦のリングに上がった。拳を交えたのは世界ランカーのカノ。会場がピーンと張り詰める中、岩田が右ボディストレートを差し込み先制攻撃。2回、サウスポーのカノはサークリングしながらジャブを飛ばすが岩田は冷静に対応。3回、岩田は攻め急がずプレスをかけて左ボディを好打。足を使いながら回るカノだが、少し苦しくなってきたか。5回、岩田はワンツーを叩き込むと積極的な攻撃を展開。時折、左フックを返したカノだがパワーレスの印象。6回、岩田は右ボディアッパーを突き刺すと手数を増やして攻勢。守勢を強いられたカノは、肩で息をしながらなんとか返す状態。カノは偶然のバッティングで前頭部をカット。7回、岩田は距離を詰めて右ボディアッパーで痛烈に倒すとレフェリーは10カウントを数えた。岩田がKO勝ちで復活を遂げた。