試合:OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の横山のV1戦。タイトルに挑んだのはランキング14位の馬場。横山が角度を活かした左から仕掛けるとサイドに回り込み先制。偶然のバッティングで横山は左目上をカット。2回、馬場は右ボディを差し込みアグレッシブな姿勢。しかし、横山は慌てる素振りを見せずジャブから組み立てた。3回、横山はステップインから左ボディを好打。テンポの良い攻撃で見栄えの良さをアピール。4回、馬場はスムーズにポジションを変えると右アッパーで顔を弾き反撃。4ラウンド終了時の公開採点は、39-37×3で横山がリード。5回も横山のジャブが冴えわたった。6回、スリリングな攻防で互角の展開。ラウンド終了時のインターバル中、両応援団は手拍子で会場の熱気を高めた。7回、激しいパンチの応酬の中、馬場が右フックをねじ込み攻勢を印象付けた。8回、何度も頭がぶつかり集中力が切れそうだが、横山はジャブからワンツーへつなげた。8回終了時の公開採点は77-75×3で横山のリードは変わらず。9回、体力と気力をフルに使った打ち合い。ここでも横山の正確性が上回った。10回、「気持ち!」コールに後押しされた馬場は逆転を狙いにいくと、右カウンターを好打した。ジャッジ3者ともに2ポイント差をつけた横山が初防衛に成功した。