試合:村上とエクタワンの対決。上背で上回る村上が徐々にジャブで詰める。初回、村上が左アッパーと左右のボディ打ちと細かい上下の連打でペースを握った。2回、エクタワンはガードで被弾をプロックして、左をカウンターに返した。村上は右ストレートと左右のアッパーが光った。手数の少ないエクタワン相手に、村上は右ストレートの打ち下ろしで早くもフィニッシュを狙い始めた。3回も出入りしながら、村上が手を出し続けてポイントを稼いだ。4回も慎重に距離をキープしながら攻守の組み立てを図った村上が、低い体勢からきたエクタワンの単発の右ノーモーションに反応した。4回終了時の途中採点は、村上が3-0でリードした。5回、テンポアップして、出入りを増やした村上にエクタワンも手数を増やしたが、ペースは村上が維持した。6回、サイドステップでギアを変えた村上が足を使ってスピードを上げた。7回以降は、アウトボクシングに徹する村上にエクタワンは右を単発で強振、地元の黄色い声援を受けた。8回終了時の途中採点は、78-74,78-74,77-75で村上がリード。9回早々に左ボディを打ち込んだ村上がダウンを奪ってそのまま勝利を掴んだ。