試合:日本スーパーバンタム級9位の山﨑が元世界王者のシーサケットと拳を交えた。山﨑が右ボディストレートを差し込み先に仕掛けると、サウスポー・シーサケットは左オーバーハンドで対抗。山﨑は打ち下ろしの右ストレートから返しの左フックでダウンを奪うと上下のコンビネーションで攻勢。絶好のスタートを切った。2回、山﨑はジャブから左ボディにつなげると返しの左にも冷静に対応。3回、山﨑はワンツー、カウンターの左フックを好打。しかし、シーサケットも回転力を上げて反撃。4回、ボディの叩き合いでタフファイトに突入。5回、シーサケットは回転力を活かした連打で攻め立てる。ここを踏ん張った山﨑は左ボディで効かせると畳みかけて仕留めに行くが、シーサケットは左フックで膝を揺らして意地を見せた。目まぐるしく変わる展開に会場は盛り上がりを見せた。7回、山﨑は距離をキープしながら右ストレート、左フックをヒット。シーサケットは左ボディストレートをコツコツと当てた。8回、山﨑はバックステップすると右ストレートで迎え撃ち、ジャッジに攻勢をアピールした。昨年10月のタイトル戦以来の再起戦に臨んだ山﨑が強豪シーサケットを撃破した。