試合:日本ユース・スーパーバンタム級王座決定戦。4戦全勝(4KO)の山﨑と2023年全日本新人王の武藤がベルトを争った。初回、山﨑が右ボディストレートを伸ばして先制。サウスポー武藤はプレスをかけながら左ストレートで顔を弾き見栄えの良さをアピール。2回、山﨑は右ボディアッパーを突き刺すが、武藤はカウンターの右フックでグラつかせて攻勢。上下に打ち分け一気に流れを引き寄せた。3回、武藤は左オーバーハンドを叩きつけてジワジワと攻め立てる。劣勢の山﨑は要所で右ボディアッパーを返した。4回、至近距離でタフな打ち合いを繰り広げる中、武藤がワンツーで顔を弾いた。前半終了時の公開採点は、39-37×2、40-36×1で武藤がリード。5回、山﨑はボディにパンチを集めてしつこさを発揮。6回、武藤は前の手で距離を作りながら左ボディストレートを突き刺すと、ワンツーを好打。左ボディを決めたところでレフェリーが割って入った。名古屋から乗り込んできた武藤が新王者に輝いた。