試合:サウスポーのチャンピオン増田にプロ20年目の宇津見が覚悟を決めて挑んだ。増田の強打を警戒しながら、頭の位置を変えながら下から潜るようにして、距離を詰める宇津見に対して、増田は様子を見た。2回、右目上を有効打でカットした宇津見だが、ガードを上げて、潜り込んで斜めに入って下から右を打った。3回、増田がガードの上に左ストレートを打ち込む。宇津見は、有効打で左目上をカット。宇津見は途中スリップが続いたが、前に出てノーモーションで右を出した。4回、増田がノーモーションの左ストレートの後に回り込んで右を被せた。5回終了時の途中採点は、ジャッジ三者ともに50-45でチャンピオンを支持した。6回、左ボディアッパーで削る増田。体を折り曲げた宇津見はガードで凌いだ。7回、一気に前に出て勝負した宇津見だったが、左ボディを打ち込まれてついにダウン。レフェリーは試合を止めた。宇津見の頑張りに大きな拍手が送られた。